日本の認知症の患者数は増加の一途を辿っており、数年後には「誰しも認知症の人と接する社会」が訪れます。
認知症の人とのコミュニケーション法は、今や誰にも必要な知識です。
しかし、
「何度も同じことをいう」
「家族の顔がわからなくなる」
「財布を盗んだといわれる」
「理由もなく歩きまわる」
など、家庭介護の場面では、認知症の人の不可解な言動にイライラしたり、疲弊したりすることが少なくありません。
本書は、認知症ケアの現場で数多くの認知症の人と接してきた著者の豊富な知見をもとに、不可解な行動の裏にある心理をマンガ形式で紹介。
その言動の理由がわかれば、認知症の人が愛おしくなり、介護がらくになるのです。
>認知症の人が見ている世界を知る
>あたしに嫌がらせしようとしているのかしら?そうではなく、認知症の症状で何度も何度も同じことを聞くからです…
この「嫌がらせを受けている」という被害妄想も、考え方が狭くなるという認知症の症状…でいいのかな?月刊保団連2023年4月号 pic.twitter.com/sdvbRWANYV
— ワコ歯科・矯正歯科クリニック??×7 (@nodril_dentist) April 10, 2023
【目次】
第1章 認知症の世界をのぞいてみよう
第2章 認知症の「?」をひも解く事件簿―心の中を理解するコツ
「知っておけば心が傷まないことってあると思うんです。介護に直面する私にとりそういうほんでした。中学や高校でもこのような知識に触れる学習があればたくさんの人の心が救われると思います。」
「認知症の人にありがちな行動パターンをあげて、その理由、心理状態を説明しています。日々認知症の母の世話をする身としては、そうだったのか、と納得させられる個所多数。認知症の人も懸命に生きているのだと痛感しました。おかけでこれまでよりもずっと優しい気持ちで介護することができそうです。感謝!」
「母が認知症になり思い返すと3年前ぐらいから始まっていたのだなと本書よりかんじました。寄り添い安堵という形にたどり着きたくなりました。」
|