トランスジェンダーとはどのような人たちなのか。
性別を変えるには何をしなければならないのか。
トランスの人たちはどのような差別に苦しめられているのか。
そして、この社会には何が求められているのか。
これまで「LGBT」と一括りにされることが多かった「T=トランスジェンダー」について、さまざまなデータを用いて現状を明らかにすると共に、医療や法律をはじめその全体像をつかむことのできる、本邦初の入門書となる。
トランスジェンダーについて知りたい当事者およびその力になりたい人が、最初に手にしたい一冊。
『トランスジェンダー入門』周司あきら/高井ゆと里(集英社新書)
こういう体系的な入門書をずっと待ってました。トランスジェンダーのこと、これまで色んなLGBTQ+関連書籍の中から断片的に知るしかなかったから、ほんと助かる。
文章は平易でわかりやすく、分量的にもコンパクト。みんな読んで。 pic.twitter.com/ML1ST0myBG— 天川栄人 (@EightTenkawa) July 17, 2023
◆目次◆
第1章 トランスジェンダーとは?
第2章 性別移行
第3章 差別
第4章 医療と健康
第5章 法律
第6章 フェミニズムと男性学
「L・B・G・T・Qを一緒くたに考えてはいけない。全部違う。それがわかっていなかったので大変参考になった。セクシュアリティのあり方はかくも複雑で繊細。共生社会を目指すための基礎知識を得るために有益な本。」
「LGBTについて何となく分かった、そしてTについてさらに知りたいという方にオススメ。
著者の述べている通り、たしかにTを包括的にまとめている入門書には今まで出会ってこなかった。
持っておきたい一冊です。」「私は以前から、テレビで「りんごちゃん」に男の声でモノマネをさせたりして笑いを取ったり、はるな愛さんらを昔の名前で呼んだりして笑いを取るのはどうかと思っていました。
しかし、そんな私も
「りんごちゃんは、可愛いから理解できる」 などど、とんだ上からの差別的偏見に満ちた考えを持っていたことに気が付かされました。
この本はすべての日本人に読まれてほしいです。」
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