ランチ酒 今日もまんぷく 原田ひ香 (著) 祥伝社 (2021/6/10) 1,650円

おいしい! が生きる力になる。

珠玉の人間ドラマ×絶品グルメ小説の第3弾!

〈見守り屋〉の犬森祥子のもとには、様々な依頼が舞い込む。

話し相手になったり、頼まれれば片づけをしたり、夜から朝までひたすら人を見守るのが仕事だ。

夜勤明けの楽しみは「ランチ酒」。仕事の疲れを癒しながら、離れて暮らす一人娘に、これからの人生に思いを巡らす。

そんなある日、十歳になった娘から「話したいことがある」と連絡が入り――。

思い出の餃子×ビール、遠くへ行きたくなるお好み焼き×レモン酎ハイ、好きな人と食べたい白いオムライスと白ワイン……悩んでも、迷っても、食べる喜びが背中を押してくれる!

著者について
原田ひ香
1970年、神奈川県生まれ。
2006年「リトルプリンセス2号」で 第34回NHK創作ラジオドラマ大賞最優秀作受賞。07年「はじまらないティータイム」で 第31回すばる文学賞受賞。著者に『ランチ酒 おかわり日和』(祥伝社刊)『東京ロンダリング』『母親ウエスタン』『彼女の家計簿』『三人屋』『三千円の使いかた』『まずはこれ食べて』『口福のレシピ』『サンドの女 三人屋』などがある。

「まだまだ続きが読みたく、本の終わりに近づくにつれて読み終わるのが惜しくなりました。
今回もお酒と共に美味しい物が食べたくなり、非常に楽しいひと時を過ごせました。」

「大人気シリーズ第3弾。
文庫化まで我慢できるわけもなく、発売日に購入しました。

訳ありの依頼人から引き受けたミッションを朝までこなし、仕事終わりにランチとお酒を楽しむ…という、基本スタンスは変わりません。
本を読んでいて『美味しそう』と思うことはよくありますが、お腹が鳴ったり生唾が出てしまうことはありませんでした。しかし、本作の天丼の描写を読んだ時、仕事帰りで空腹だったこともあり、電車の中でお腹を鳴らしてしまいました。それだけ空腹時には堪える本です。深夜に読む際はご注意ください。」

「なにも宴会がやりたい訳ではありません。もちろん社員旅行がしたいはずもありません。休日の昼下がりにラーメン、蕎麦、ちらし寿司、パスタなどを「つまみ」にしてビール、冷酒、ワイン、サワーなどをひとりかふたりで飲みながら短時間現実逃避がしたいだけです。

もちろん昼呑みの聖地に紛れ込んでちょうどいまなら高校野球を見ながら辛モツ煮とバイスサワーとかハムカツと秋味の大瓶を楽しむことを妄想するだけの週末になってしまいました。

微妙に伏線を引いていますので続編または次シリーズの大期待です。見守り屋継続なのか次の職業で営業終了後のなのかはわかりませんが、元気に働いておいしく飲める生活が戻ってくることを切望します。」


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