読書大全 堀内勉(著) 日経BP (2021/4/1)

人類の歴史と叡智を力に変える「最強のブックガイド」

「ビジネスの世界で修羅場をくぐってきた堀内さんならではの選書。
この二百冊を読めばその人の知的生産力は桁違いに高まる。」
――山口周氏

「ビジネスは人間の営為。
本書は、その本質の追求すなわち人間の本質に近づく最高の『知の航海図』である。」
――冨山和彦氏

「ペスト禍がニュートンに万有引力を発見させたように、
コロナ禍は堀内さんに『読書大全』を書かせた。
そう言いたくなるほどすごい本。
これはいったいなんという本でしょうか…。
普通はトレードオフになるはずの情報の「質」と「量」とが、
とんでもなく高い次元で両立していることにまず圧倒されました。
なんという濃密さ。なんという情熱。これを「偉業」と呼ばずしてなんと呼ぶのでしょう! 」
――孫泰蔵氏

「時代の要請に応える最高のタイミンク゛て゛生まれた最高の読書カ゛イト゛。
名著の魅力を伝えるた゛けて゛なく、読み手を真の読書体験へと誘う本書は、
『読書大全』という名に相応しい現代の知のハ゛イフ゛ルた゛! 」
―ー安田洋祐氏(経済学者・大阪大学准教授)

「コロナ、気候変動、格差、ホ゜ヒ゜ュリス゛ム。
資本主義の終焉さえも語られる先行きの見えない時代の道しるへ゛は、古典て゛ある。
フ゜ラトン、カント、ヘーケ゛ル、ハイテ゛ッカ゛ー、アーレントらの理論的思索か゛、
『読書大全』によって実践知へと昇華する! 」
ーー斎藤幸平氏(経済思想家・大阪市立大学准教授)

「世界は『仕組み』て゛回っている。
宗教、国家、市場、大学、会社。と゛れも誰かか゛作った仕組みた゛。
本書には、世界の仕組みを理解する上て゛最も重要な書籍か゛200冊紹介されている。
理解すれは゛、誰かか゛作ったものを無条件に受け入れることも、翻弄されることもなくなる。
駄目なものは直せは゛良い。より良いものを自ら作れは゛良い。
真のリータ゛ーとは、人々を幸せにする仕組みを作る人て゛はないのか。
堀内さんは、そのように問いかけている。』
ーー近藤正晃ジェームス氏(国際文化会館理事長)

「読書には楽しむための読書、考えるための読書、生きるための読書か゛ある。
それそ゛れに適した読書カ゛イト゛か゛あるへ゛きなのた゛か゛、考えるためと生きるためについては、
カ゛イト゛の書き手と読み手との文脈か゛違うと、正直ヒ゜ンとこないことか゛多いものた゛。
この書籍の特異な、かつ優れたところは、著者の驚異的な俯瞰力、そして考え生きるための真摯な読書行動によって、
文脈か゛少々ちか゛っても、真剣に読書を捉える人ならほとんと゛全てにヒ゜ンとくるカ゛イト゛になっていることた゛。
200冊、そしてその背後にある紹介されていない膨大な書籍を読む中て゛、
著者は名著間の関係性や知の連関を、考え続けてこられたのた゛ろう。
長く残る読書カ゛イト゛の誕生を喜ひ゛たい。」
ーー御立尚資氏(ボストンコンサルティンググループシニア・アドバイザー、京都大学特別教授)

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目次(抜粋)
はじめに 読書が与えてくれたもの/ビジネスリーダーに求められる読書とは/我々はどこへ行くのか/読書の仕方について
第1部 人類の知の進化
第1章 宗教と神話
第2章 哲学と思想
第3章 経済と資本主義

第2部 人類の歴史に残る200冊
第1章 資本主義/経済/経営
道徳感情論/国富論/人口論/資本論/経済発展の理論/資本主義・社会主義・民主主義/論語と算盤/一般理論/隷従への道/貨幣論/ブラック・スワン/グローバリゼーション・パラドクス/21世紀の資本/21世紀の貨幣論/ゼロ・トゥ・ワン/HARD THINGS、、、他

第2章 宗教/哲学/思想
イーリアス/論語/ソクラテスの弁明/神学大全/社会契約論/純粋理性批判/精神現象学/精神分析入門/善の研究/存在と時間/自由からの逃走/正義論/ポスト・モダンの条件/これからの「正義」の話をしよう、、、他

第3章 国家/政治/社会
孫子/国家/貞観政要/君主論/リヴァイアサン/法の精神/永遠平和のために/戦争論/アメリカのデモクラシー/自由論/大衆の反逆/ひとはなぜ戦争をするのか/全体主義の起原/想像の共同体、、、他

第4章 歴史/文明/人類
歴史/戦史/三国志/近代世界システム/文明の衝突/銃・病原菌・鉄/サピエンス全史/暴力と不平等の人類史/21世紀の啓蒙/人口減少社会のデザイン、、、他

第5章 自然/科学
ユークリッド原論/種の起原/大陸と海洋の起源/沈黙の春/利己的な遺伝子/ホーキング、宇宙を語る、、、他

第6章 人生/教育/芸術
生の短さについて/自省録/エセー/民主主義と教育/幸福論/夜と霧/美術の物語、、、他

第7章 日本論
学問のすゝめ/文明論之概略/代表的日本人/武士道/禅と日本文化/日本的霊性/失敗の本質、、、他

《人類の歴史と代表的書籍》年表
《人類の歴史に残る300冊》リスト

著者について
堀内 勉(ほりうち・つとむ)
多摩大学社会的投資研究所教授・副所長(多摩大学大学院特任教授)
東京大学法学部卒業、ハーバード大学法律大学院修士課程修了、アイ・エス・エル(ISL:Institute for Strategic Leadership)(SLP)修了、東京大学 Executive Management Program(東大EMP)修了。
1984年日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。興銀証券(現みずほ証券)、ゴールドマン・サックス証券を経て、2005年森ビル・インベストメントマネジメント社長に就任。2007年から2015年まで森ビル取締役専務執行役員兼最高財務責任者(CFO)。
現在は、ボルテックス100年企業戦略研究所所長、社会変革推進財団評議員、川村文化芸術振興財団理事、アジア・ソサエティ・ジャパンセンター・アート委員会共同委員長、田村学園理事・評議員、麻布学園評議員、軽井沢ソーシャルデザイン研究所理事、ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ理事、アクアイグニス取締役会長、経済同友会幹事、書評サイトHONZ レビュアーなどを務める傍ら、資本主義の研究をライフワークとして、多様な分野の学者やビジネスマンと「資本主義研究会」を主催している。
著書に『コーポレートファイナンス実践講座』(中央経済社)、『ファイナンスの哲学』(ダイヤモンド社)、『資本主義はどこに向かうのか』(編著、日本評論社)。

「本書から感じるのは「知的誠実さ」だ。本文中に様々な書籍の引用があって、それが引用であることが明示され、著者や出典も明記されているから、かもしれない。でも、文体だけではない。「これらの本によって生かされてきた」と著者は感じているのではないか。そうした気持ちが「知的誠実さ」として滲み出ているのではないか。」

「長く読み継がれるロングセラーの本になってほしいし、この本を評価する良心のある人々が大勢いる社会であってほしいと思う。自分の子どもが旅立つ時に、人生の指針を見つけるよすがとして、一生、傍に置く本として、旅行鞄に入れてやりたいと思っている。」

「アイデアの確からしさを探りたいとき、考え事をしているとき、あるいは単にいい本を探しているとき、傍らに置いておきたい素敵な本である。リストの中で知らない本は少なかったけれど、実務家である著者の思いや体験が滲み出る文章の端々に、思わぬ気づきや感動がある。ブックガイドはこうでなくては。その人なりの人生観が滲み出る選書との出会いは、違う世代、違う環境を生き抜いた選者の人生から、生きるヒントを学ぶことにもなる。」


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