むき出し 兼近大樹(著) 文藝春秋 (2021/10/27) 1,760円

小さい頃から、殴って、殴られるのが普通だった。

誰も本当のことを教えてくれなかった。なぜ自分だけが、こんな目にあうんだろう――上京して芸人となった石山の前に現れる、過去の全て。

ここにいるのは、出会いと決断があったから。

著者渾身の、初小説。

優しい眼差しが
純粋な言葉が
誠実な覚悟が
重要な小説を生んだ。

「ずっと“裏の世界”で生きてきた主人公が様々なエピソードをきっかけに、思考変換しながら成長し、遂には表の世界に羽ばたいてゆく姿はあらゆる層の人達に勇気と希望を与えると思います。
主人公のそうした移りゆく心情が詳細に描かれていて時に面白く、時に哀しく読者に社会的分断というテーマを投げかけながら惹きつける秀作に仕上がっています。」

「たくさんの本当にたくさんのいろんな方に広く読んでほしい。そしてそれぞれの感想を伺いたいです。本の裏表紙を閉じたその先も主人公の石山がしあわせでありますように。」

「私の知らない別世界を教えてくれてありがとう。もちろんどこまでが実体験と重なっているのかわかりませんが。。。粗削りな部分も感じますが、それを上回る強烈なエピソードと、懸命に生きてる主人公に心が痺れました。この本が起こすゆらぎが、作者の望む優しい世界につながりますように。スクールカウンセラーにはぜひ読んで欲しいですね。」


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