2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻によって、冷戦後の協調的な国際環境は消滅し、大国間の競争が復活した。
「現状変更」を図る中国に対して、日本の大戦略は「現状維持」であり、この戦略目的の非対称性に日本の勝機がある。
仮に抑止に失敗して戦争になっても、海上において状況を膠着化できれば、世界中に展開する米軍の来援が期待でき、有利なかたちで戦争を終結できる。
ネットアセスメント分析とシナリオプランニングの手法を用いて導き出された「統合海洋縦深防衛戦略」を初めて明かす!
並木書房さんの紹介で、ウクライナ情勢の解説でお馴染みの高橋杉雄氏の『現代戦略論』を拝読しました。戦略の本は防衛力整備、運用と連動していないものが多いですが本書は完全に連動しています。米国の中国政策の変化、基盤的防衛力構想との完全な決別、日本の対中国防衛戦略は読み応えがあります。 pic.twitter.com/vesag9b6eQ
— 二見 弘幸 (@futamihiro) January 20, 2023
「日本人なら必読書。。わかりやすく書かれていた。高橋室長はメディアに引っ張りだこで、、、いつ書いたんだろうか、、、?」
「本書は、そもそも戦略とは何かという点から、我が国内外の情勢を踏まえ、どのような軍事戦略を取るべきかについて述べた一冊である。▼我が国が「現状維持」を望むことが果たして望ましいかどうかは分からないが、これが現実なのであろうと思い知らされるところである。▼戦略立案のプロセスにも触れられており、参考になる。▼防衛研究所防衛政策室長の記したものであり、我が国政府の歩みを考えるうえで、大いに参考になる一冊である。」
「素晴らしい。お世辞抜きで本当に面白い。安全保障に詳しくない方にとっては一部難しい記述もあるかもしれませんが、それでも1章と2章は是非読んでいただきたいです。戦略とは何かがよく分かります。高橋先生の文体はいつも読みやすくて、ストレスなく読めました!」
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