どうせ死ぬなら殺してみませんか 天祢 涼 (著) 実業之日本社 (2025/10/3) 880円

終わるはずの人生を変えたのは、少女からの手紙だった。

胸を打つサスペンスミステリー!

「何重のどんでん返しなんだ?」

朽ち果てた神社の桜の木で首を吊ろうとしていた秀文は、白い封筒が大きな洞に差し込まれているのを見つける。

中身は〈どうせ死ぬなら殺してみませんか?〉と書かれた交換殺人の依頼状で、置いたのは白いセーラー服と紺色のスカートを纏った少女だとわかり……。

二転三転する〈完全犯罪〉計画の結末は?

(『拝啓 交換殺人の候』改題・改稿)

【天祢涼のブログより】

これまで天祢涼の本を読んでくれている人の中には「『どうせ死ぬなら殺してみませんか』? どこかで聞いたフレーズだな」と思うことでしょう。そう、これは2022年8月に上梓した『拝啓 交換殺人の候』に出てきたフレーズ。『どうせ死ぬなら殺してみませんか』は『拝啓 交換殺人の候』を改題して文庫にしたものです。
変わったのはタイトルだけじゃない! 文章は全面的に書き直し。さらにストーリーの大筋は変わっていないものの、ある展開をまるごと変更しています。つまり『拝啓 交換殺人の候』と『どうせ死ぬなら殺してみませんか』は似て非なる小説……たとえるならキン肉バスターとターンオーバー・キン肉バスターのようなものです。

著者について
1978年生まれ。2010年、『キョウカンカク』で第43回メフィスト賞を受賞しデビュー。13年『葬式組曲』が第13回本格ミステリ大賞の候補作に。23年『謎解き広報課』が第18回酒飲み書店員大賞を受賞。24年「一七歳の目撃」が第77回日本推理作家協会賞(短編部門)の候補作に。他の著書に、「境内ではお静かに」シリーズ、「セシューズ・ハイ」シリーズ、『探偵ファミリーズ』『希望が死んだ夜に』『彼女はひとり闇の中』『その血は瞳に映らない』など多数。

「「どうせ死ぬなら殺してみませんか」と言う一文に惹かれて購入。ミステリー好きの私はワクワクして読み始めましたが、途中からあれ?何か違うかもと思いながらも最後まで読み終えた後のちょっとした爽快感、想像していたのとは違う意味で満足しています。」

「自殺志願の青年が、偶然に謎の人物から手紙で交換殺人を持ち掛けられる。
少し強引でやや腑に落ちぬ点はありますが、ミステリーのように伏線があって、仕掛けも用意されています。
但し、ミステリーとして魅力的な交換殺人というテーマに、大いに期待して読む方には、少し路線が外れているように感じるかもしれません。」


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