
奇想天外の本棚
チェルシーに住む二組の芸術家夫婦が、初めての下宿人であるベンジャミン・カンを隣家から迎えることになった。
だがしかし、その隣家とは、クリフォード・フラッシュによって設立された、法廷で無罪放免となった殺人犯たちが生活を営むアスタリスク・クラブの本部であった!
ところが、カンが下宿を始めた翌朝、あちこちにネズミが出没する下宿の自身の部屋で息絶えたカンを、芸術家の妻ファンが発見する。
カンとの連絡が途絶えたことを不審に思ったフラッシュは、リリー・クルージを新たな下宿人として送り込むが、リリーとも連絡がとれなくなってしまう。
パミラ・ブランチ『死体狂躁曲』(国書刊行会)奇想天外の本棚第3巻。今年、紹介された『ようこそウェストエンドの悲喜劇へ』(論創社)が皮肉とウィットたっぷりの見たこともないようなハイスパート笑劇ミステリで衝撃を受けたところに、何という好便。私家版での紹介があったのみの著者の処女長編。 pic.twitter.com/ymphD4xR19
— ストラングル・成田 (@stranglenarita) November 22, 2022
下宿人を迎え入れるたびに次々と死体になっていくことで疑心暗鬼となり恐慌をきたした夫婦たちが死体の処分を巡って右往左往の大騒ぎを繰り広げるいっぽう、二人が殺害されたことを知ったアスタリスク・クラブの面々は、秘密裡に死体を取り戻すべく芸術家宅への侵入を企てる……。
熱烈なファンを生み出し、近年再評価の著しいパミラ・ブランチによる、ブラック・ユーモアをふんだんにちりばめたクライム・コメディの傑作!
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