職業としてのヤクザ 溝口敦(著)、鈴木智彦(著) 小学館 (2021/4/1)

働かずして年収10億円!

「なんでヤクザやってんの?どうやって生活してんの?なんで夜なのにサングラスかけてんの?なんで親父とか兄貴とか呼ぶの?」

ーー話題の映画『ヤクザと家族』で綾野剛演じるヤクザの恋人役だった尾野真千子は、劇中でこんな疑問をそのヤクザにぶつける。

ヤクザはどうやって生活しているのか……ヤクザが絡んだ抗争や事件について書かれた本はあっても、その素朴な疑問に応えた本はない。

そこで本書では、暴力団取材のプロである2人が、「どうやって稼いでいるのか」に始まり、「なぜ暴力団に需要があるのか」「組長まで出世する条件はなにか」「ヤクザに定年はあるのか」といった疑問に応えながら、ヤクザビジネスの全容を解説していく。

そのなかで紹介される「シノギは負のサービス産業」「抗争は暴力団の必要経費」「喧嘩をすると金が湧き出す」といったヤクザの格言を理解すると、経済の表と裏がすべて理解できるようになるだろう。

【編集担当からのおすすめ情報】
2大ヤクザライターによる共著として話題となった『教養としてのヤクザ』に次ぐ第二弾となる本書は、ビジネス的な観点からヤクザ社会を解説していきます。「働かないで稼ぐ」という価値観を理想とするヤクザの存在を理解することは、労働と対価という資本主義社会の本質について考えるきっかけとなるかもしれません。

「タイトルの通り、ヤクザについて、職業という観点からかなり深く考察している。
200ページもない本だが、半端なく面白い。
ちなみに著者の溝口氏と鈴木氏は暴力団取材の専門家で、文章もかなり説得力がある。」

「ほかにも組員同士の出世争いもあれば、血のバランスシートの概念、殺し合った命の蓄積量が企業価値(本書では時価総額と表現している)であることなども、本書では丁寧に解説されている。
提供するサービスの内容が反社会的であることを除き、いろいろな点で営利企業と似ていると思う。」


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