著者は、イチロー選手やフェリックス・フェルナンデス投手をはじめとするメジャーリーガー、プロゴルファーの宮里優作選手など、アスレティック・トレーナーとして日米のトップ・アスリートを見てきた。
スポーツの現場で発見したトップ・アスリートと並のアスリートとの違いは「呼吸」にあるという。
並の選手は共通して呼吸を〝使えず〟 、スーパー・アスリートは共通して呼吸を〝活かして〟いるそうだ。
それではその正しい呼吸とは何なのか?
その呼吸が生み出すメリットとは何なのか? その呼吸を我々は活かせているのか?
その呼吸を体得にはどうすればいいのか?
「呼吸」に対する様々な疑問に、著者が懇切ていねいに答えていく。
また「正しい呼吸」を手に入れるための数々のエクササイズも紹介。
「正しい呼吸」を体得すれば、フィジカル面はもちろんメンタル面でも安定が期待できるというから、スポーツのみではなく日常の仕事での高いパフォーマンスも期待できる。
ライバルに差をつけるのは「正しい呼吸」なのだ。
「呼吸の重要性については理学療法士であればも異論のないはずである。しかしながら、運動器においても呼吸を重要視している理学療法士はそう多くはないはずである。著書の中にはスーパーアスリートとしてメジャーリーグの曹操たる人に介入してきた経験のお話、赤ちゃんが体感の安定性を獲得するにあたっての呼吸の重要性など、展開されており非常に勉強になる一冊である。ドローインエクササイズだけが一人歩きし、これとプランク等行えば体幹トレーニングしている風潮があるが全くそんなことでは無いと気づかせてくれる第一歩になるはずである。私自身、postual respiration instituteの受講生であるが、受講前にぜひお読みになって受講することをオススメしたい一冊である。巻末にはPRIのリポジションエクササイズであったり、DNSで学ぶ6ヶ月の乳幼児の動作呼吸でのエクササイズ等まで載っておりお得な一冊だなと感心しました。某野球球団で風船エクササイズなどと紹介されているこのコンセプトの大元を一度学んでみてはいかがでしょうか?」
「私は長年ヨガをやっていて呼吸のことは理解しているつもりでしたが全くそうではなかったようです。
読む側に伝えようとする真摯な姿勢がひしひしと感じられる、丁寧かつ大事なことの繰り返し記述と所々のエクササイズ、また最後にあるエクササイズで、横隔膜を動かす感覚をしっかり体感できます。身体のためにストレッチや運動をする前にこちらをぜひ読んでみると良いかと思います」「PRIを学ぶ最初の一冊目として最適だと思います。専門家じゃなくても解りやすい内容だと思うので、トレーナーやスポーツをしている方は一度読んだほうがいいのではと思います。」
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