パライソのどん底 芦花公園 (著) 幻冬舎 (2023/3/8) 1,760円

男の首筋に浮き出す血管を数えたことも、くっきりとした白い喉仏に噛みつきたいと思ったこともなかった。

“美しすぎる彼”に出会うまでは――。

それぞれの“欲望”と、それぞれの“絶望”が絡まり合い、衝撃の結末へ。

「アレに魅入られると、死にますよ」――ここは楽園?それとも地獄?

“絶対に口にしてはいけない禁忌”を抱えた村に、転校生・高遠瑠樺がやってくる。彼のあまりの美しさに、息を呑む相馬律。

だが、他の誰も、彼に近づこうとしない。そして、律だけに訪れる、死にたいほどの快楽……。

ある日、律の家の玄関が、狂い咲きした花で埋め尽くされる。

”花の意味”を知る、神社の“忌子”の口から出た言葉とは!?

止まらぬ愛と欲望は、はてしない絶望と恐怖の始まりだった――!

この村で、住民がひた隠しにする「伝承(ひみつ)」とは?

俺の心と体を支配し、おかしくした、「存在(アレ)」の正体とは?

切なさも怖さも底無しの、 BL系ホラー!

「BLホラーって新しいジャンルのだなと思いながら読み進めば、そんな可愛い話ではなくてそれに取り憑かれた人間の浅ましさや、愛に取り憑かれて狂っている様が厚筆で書かれて最後まで読むのが止まりませんでした。」

「大変、面白かった。[人魚姫]の語源か、[夕]みたいな話。読む人によってエンドは違ってくる。是非、自分の手で読んでみてください。幸せな気持ちに慣れました。」


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