最終話に仕掛けられた一話目への伏線。
気付いた瞬間、心を揺さぶる、鳥肌モノの衝撃が襲う!!
読売新聞、日経新聞、本の雑誌……各紙書評で絶賛の声続々!
「驚きの完成度!」――瀧井朝世さん(『スモールワールズ』公式HP書評より)
「BL界の鬼才恐るべし」――北上次郎さん(日本経済新聞 5月6日書評より)
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。
「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。
初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。
向き合うことができなかった父と子。
大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。
誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
一穂ミチ『スモールワールズ』
これぞ珠玉の短編集。
ザワザワしたり、うるっときたり、共感したり。どれも凄まじく良かったけど強いて言えば「式日」が好き。
少し突拍子のない話をしても、聞いてくれる人がいる。
相手の気持ちを想像して、慎重に踏み込むかどうか考えてくれる人がいる。#読了 pic.twitter.com/tD9SfItCjG— さつき 読書垢 (@satsukiread) February 5, 2022
「以前から著者のファンだったので、この本の刊行を楽しみにしていました。短編集ですが、一つ一つが長編小説のような読み応えです!一話読むと頭の中がその世界に占領されて、次の話も早く読みたいのに、まだ浸っていたい、と毎回葛藤しました。
小説が好きな人にはもちろんですが、普段から本を読まない人にも強くお勧めしたいです。
これから、また一話ずつ読み返します。」「一穂ミチさん??受賞おめでとうございます!(気が早い!でも期待してるし、直木賞取ると思ってる!)イエスかノーかシリーズ他作品も10冊以上読んでいます。BL大好き腐女子です。文芸作品はミステリー以外は久しぶりに読みました。1話1話、スパイスが効いたケーキのように、美味しい中に少し刺激的な要素がある感じの内容が多い気がします。たまらん。好き!」
「ところどころで胸にキュッとくる表現があって、昔からそういうところが大好きだったことを思い出しました。どのお話も愛おしさで溢れていて、明日また読み返そうと思ってしまいます。」
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