累計1000万部突破『チーム・バチスタの栄光』シリーズに登場する“加納&玉村”コンビが、お遍路道中で難事件を解決!
休暇を利用して八十八ヵ所を巡拝する四国遍路に出た玉村警部補。
しかし、なぜか同行してきた警察庁の加納警視正と、行く先々で出くわす不可解な事件に振り回され……。
珠玉のミステリー4編を収録。
待望の文庫化!
「海堂さんにしては珍しいエンタメ系。お遍路をしたことが無い人でも、それなりに楽しめるように、本文内で随所に解説がついている。ただ、お遍路の解説書ではないので、お遍路の楽しさ・苦しさは伝わりにくいところがある。
内容はもう少し各事件が繋がった形で深く掘り下げてまとめて欲しかった嫌いがある。
海堂さんの作品として期待して読むと失望するかもしれない。」「4本の短編は、小気味の良いテンポで進み事件を解決してゆく。加納と玉村のデコボココンビの温泉ミステリーというだけで笑えるのだが、四国遍路という実体に対する虚構のブレンドが絶妙である。宗教という禁忌領域でこれをやるのが、海堂ワールドの真骨頂。
ちなみに、わが家は真言宗であるが、最後に単行本書き下ろしの高野山エピソードがある。金剛峯寺や奥ノ院のユーモアのある描写は珠玉の出来映え。好奇心と笑いとで、最後まで楽しく読むことができた。」「加納ってこんなに可愛い感じだっけ?玉村に「ねー。ねー!ねえぇえ!一緒に遊ぼうよー!」ってじゃれてるみたいで、掛け合いが楽しい。「放置と風情は紙一重」「肉筆で直筆のパフォーマンス」
↑みたいな身もふたもない言いっ節が愉快
栗田の仕事好きだった。から、栗田に関しては多少物足りない。またどっかで出てくるのを楽しみにします」
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