皇室の内側はどんな世界なのか?
「聞いてくれればどんなことでも話しますよ」。
伝説の絶版本・『椿の局の記』が歴史学者・河西秀哉による脚注・解説付きで待望の復刊。
大正天皇・貞明皇后の最側近として仕えた高等女官・坂東登女子の回想録。
女官の過酷な仕事、恋愛、生理事情、「お茶目さん」だった大正天皇の一日やその素顔とは。
お金の使い方がわからず三越へのお使いで戸惑ったこと、大正天皇・皇后と雪だるまを作ったこと、宮内大臣に水をかけていたずらをしたことなど。
袴を蹴って歩いた日々の思い出を、言語学者の山口幸洋がまとめる。
「おテーフル(テーブル)」や「ならしゃる」など独特な御所言葉集とそのアクセントも考察。
伝説の絶版本・『椿の局の記』が
歴史学者・河西秀哉による脚注・解説付きで
待望の復刊。『大正女官、宮中語り』
— 図書出版 創元社 (@sogensha) September 7, 2022
「そこまで正直に書いていいのか、というところまで語られていたのが面白かった。
大正天皇がどんな人か知らなかったが、面白くて独特な人だということ、そして女官の階級制度や暮らし、葛藤がよく分かった。
話し言葉でまとまっているので、すぐそこで御所言葉が聞こえるような不思議な感じがした。」
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