ママはときに男と出奔する、どうしようもない母親だ。
けれどその自由な生き方に魅了され、誰もが彼女を愛してしまう。
人を好きになるということは?
勇気を与えるということは?
「幸せになりたいんやったら、誰かのせいにしたらあかん」「どうぞ、グレてください」
型破りなママから、わたしは人生でなによりも大切なことを教わっていく――。
著書累計220万部超のビジネス書作家が贈る、最高のエンタメ小説!
(※本書はポプラ社より『ママの人生』として単行本刊行された作品を改題・改稿したものです)
タカラモノ/和田裕美
好き勝手に生きるママから贈られる沢山の言葉。それは生きていく中で大切にしなきゃいけない大切な事ばかり。
ラストにかけては顔がグチャグチャになるくらい泣かされた。
「自分の人生は自分だけのもの。世間とか、常識とかまったく及ばないないことや」#読了 pic.twitter.com/wfp3Vu7THS
— しいな (@tieere0825) May 15, 2022
「母でも、いろんな母の形がある。これが正解とかはない。主人公の母親は、決して世間から見たら素晴らしい母親像ではなかったのかもしれない。だけどそんな母の中にも、子供を大事に思う気持ち、子供を守りたいという気持ちが必ずある。主人公がその母の思いに触れた時、温かい気持ちになるし、母親の絶大な信頼が湧き上がってくるのだと、この本を読んで気付きました。私も、大人になっても子供に信頼されて愛される、そんな母になりたいと思いました。温かい本、ありがとうございます。」
「親子にも夫婦にもそれぞれの関係性があり、歴史があり、どれもが必然で一瞬一瞬がかけがえのない思い出でタカラモノなのだと、気づかされ、切なくも爽やかな涙を流しました。
自分の若いころや母の想いを思い返しました。」
「結末はわかっていたのに、こんなに号泣するなんて思わなかった。秀逸なストーリーや見事なレトリックがあるわけでもない。でも、確実に現実に居た人達の笑顔や悩みや涙が鮮明に見える。
後半1/3はお風呂で1人だったから良かった。間違って電車で読んだたら恥ずかしくてたまらない。もう二度と読まない。いや、読めない。だってまた号泣すると思うから。」
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