多様性を楽しむ生き方 「昭和」に学ぶ明日を生きるヒント ヤマザキマリ(著)  小学館 (2020/11/26)

「昭和」には生きるヒントが詰まっている!

「生きていれば、きっといつかいいことがあるはずだ」

人々が楽観的かつ貪欲で、明日へのエネルギーに満ちた「昭和」という時代は、世界の歴史の中でも特に興味深い時代だったとヤマザキマリは語る。

先を見通せない不安と戦う今、明るく前向きに生きるヒントが詰まった「昭和」の光景を、様々な角度から思い出しながら丁寧に綴った考察記録。

ヤマザキマリ流・生き方指南。巻末に「ヤマザキマリ年表」付き。

「私にとっての昭和がサバンナだったとすると、そこで培ったエネルギッシュな精神はその後イタリア、シリア、アメリカといったそれぞれまったく要素の違う国々に移り住んできた私の、世の中なんでもあり、という適応力につながったと言っていい。様々な不条理と向き合わされ、孤独に打ちひしがれてもなんとか頑張ってこられたのは、あの時代の人々の暮らしや漫画やテレビなどからタフに生きることの重要性を学習できていたからだろう。
移り変わる時代の中で、ときどき、過去の人々の思想や社会のあり方が現状の問題解決に対しての良いヒントとして活かされるように、昭和にもそういう要素はいくつもあるはずだ」──あとがき「昭和というサバンナ」より

「①著者の代表作「テルマエロマエ」は現代日本と古代ローマを自由自在に往き来する作品であった。時間軸は現代?古代であり、空間軸は日本?ローマである。
②著者の発想は時間・空間を無限大に自由自在に往き来することだ。これは面白い。この本では時間軸は令和?昭和、空間軸は日本?イタリアである。丸で本書は「テルマエロマエ」的エッセーと言って良い。
読んで楽しく、昭和を懐かしく思い出す。 ③「テルマエロマエ」的生き方は、現代のつらい状況を昭和を振り返ることで、新鮮さを見いだし、困難を乗り越えることにある。「温故知新」的生き方の提唱である。
④未来に希望が持てない時に昭和を懐古する。そこに現代を生き抜くヒントがある。
誰もが学生時代を懐かしく思い出すのは、青春時代に最大の自由を体験したからであろう。
老後を楽しく生きる知恵が本書に隠されている。
お勧めの一冊だ。」


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