ザ・クイーン エリザベス女王とイギリスが歩んだ一〇〇年 マシュー・デニソン (著), 実川元子 (翻訳) カンゼン (2022/6/17) 3,300円

この不撓不屈の女性がイギリスを、世界を、支えつづけてきた!

チャーチルからジョンソンまで報告を受けた首相は14人

女王在位70周年(プラチナ・ジュビリー)を迎えた英国史上最高齢、最長在位の君主

エリザベス女王伝記の決定版

英国と世界の激動の歴史とともに生きた一世紀

スエズ動乱、フォークランド紛争からEU離脱、新型コロナウイルスなどに加え、王室の存続さえ脅かしたダイアナ元妃の事故死、孫夫婦の王室離脱など、そのすべてを乗り越えてきたエリザベス2世の生涯を描くノンフィクション

「格調高くまとめられた決定版ともいえる女王陛下の新しい伝記。
女王の人生を、敬意を込めて公平な視点からまとめている。
特に女王の子ども時代についての著者デニソンの記述はすばらしい」
タイムズ紙

「女王の70年にわたる治世について、わかりやすくよくまとめられた内容で 女王と英王室について知りたい人にとって、これ以上の本はないだろう」
デイリーテレグラフ紙

「無私無欲に奉仕する女王陛下の比類ない人生を魅力的に描きだしている」
チョイス誌

「格調高い新しい伝記」
OK! 誌

「事実を丹念に追い、慎重に描き出された女王陛下の卓越した肖像」
サンデーテレグラフ紙

<目次>
ウィンザー王朝の系譜
エリザベスを支える人々
エリザベス関連年表
王室に関連する建物地図

プロローグ

1 「王室の後継者たる直系の男子」
(エリザベス0歳~4歳)
2 「二輪の薔薇【ばら】のつぼみ、静かにおだやかに、王室に春を告げる」
(エリザベス4歳~7歳)
3 「まさにイギリスらしい子どもを描いた喜びに満ちた一幅【いっぷく】の写真」
(エリザベス8歳~10歳)
4 「愛嬌のあるかわいらしい小さなレディは、次に王位を継承する身分となった」
(エリザベス10歳~12歳)
5 「会った瞬間から恋に落ちた」
(エリザベス13歳)
6 「シンプルにまとまって家庭生活を送ることは、最優先すべき使命である」
(エリザベス13歳~19歳)
7 「王位継承者の結婚への準備はできているか?」
(エリザベス20歳~21歳)
8 「固く結びついた新しいひとつの存在」
(エリザベス22歳~25歳)
9 「歴史の花嫁が聖別され、祝福された」
(エリザベス25歳~27歳)
10 「献身的な臣民が愛と情熱の光で輝かせた道を走り、長足の進歩をとげられた」
(エリザベス27歳~28歳)
11 「いまだに一九世紀の大繁栄時代を引きずっているのか?」
(エリザベス29歳~34歳)
12 「時間とエネルギーを、三つの義務に割いている――国、夫と子どもたちだ」
(エリザベス35歳~38歳)
13 「ブロントザウルスのように環境に適応できずに絶滅して、
博物館に展示されるだけの存在になりたい人などいない」
(エリザベス39歳~44歳)
14 「国と恋愛していた」
(エリザベス44歳~53歳)
15 「あらゆることに節度を保つ」
(エリザベス50歳~61歳)
16 「いつまでわれわれの上に君臨するつもりだ?」
(エリザベス61歳~71歳)
17 「女王に寄せる人々の親愛の情は決して消えることがないようだ」
(エリザベス71歳~80歳)
18 「彼女は国民を幸せにしてきた」
(エリザベス82歳~94歳)

著者について
著者 マシュー・デニソン Matthew Dennison
英国生まれのノンフィクション作家、ジャーナリスト、放送作家。これまで著した9冊のノンフィクションの中には、ヴィクトリア女王やその末娘ベアトリス王女の伝記など英国王室に関する作品がある。また英国の有名な作家・詩人のヴィタ・サックヴィル=ウェストの伝記『Behind the Mask: The Life of Vita Sackville-West(仮面の裏で)』(未邦訳)は、英国の権威ある媒体であるタイムズ紙、オブザーバー紙、スペクテーター誌で2014年にブック・オブ・ザ・イヤー賞を受賞した。『たのしい川べ』などの著作が日本でも広く親しまれているケネス・グレアムや、ピーターラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターなど英国を代表する作家たちの伝記も高い評価を受けている。

訳者 実川元子 Motoko Jitsukawa
翻訳家/ライター。上智大学仏語科卒。訳書にサンチェス・ベガラ『ココ・シャネル』フォーデン『ハウス・オブ・グッチ』トーマス『堕落する高級ブランド』リトルトン『PK』他多数。著書に『翻訳というおしごと』など。

「最後にロンドンを訪れてから30年近く経つ。女王は在位70年を迎えた。
なので今年、プラチナ・ジュビリーの記念読書。
表紙もそうだが中の写真も抱負で美しい。これを眺めるためだけでも価値があるかなと思えるくらい。
文章は淡々と落ち着いた客観的な表現が多く、訳文も短く読みやすい。
女王に好意的な表現が多いのは否めないが、それはそれで、
一女性として、国家を統べる者として、娘・妻・母として様々な立場と
責務にある彼女をわかりやすく描いている。
かなりの分厚さだが一気に読める平易な表現が好ましい。
さて、日本の皇室は…。」

「年齢を順に追って、最近まで書いてある伝記です。
エリザベス女王だけじゃなく、イギリスについても知れます。
最初と真ん中に画像が数十枚使われてます。
コミックサイズで相応の文字サイズで、文字数も相応ですが、興味がないと読破は難しそうです。
興味があれば、休憩時間の暇つぶしに読むのも良いと思います。」

「エリザベス女王が誕生する少し前の1910年ごろからコロナ発生の現在までのエリザベス女王の人生とイギリスの歴史の本です。この本を読めばなぜ、エリザベス女王がイギリス国民から愛されているのかがよくわかります。」


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