
東京大学文学部史上初の講義を書籍化!
教養としてのファッション
ファッションとは何か? 衣服とは?
12のテーマを通じて文化や芸術としてのファッションを学び、歴史と未来に問う。
東大生の反響を呼んだ一度きりの特別講義がその熱を凝縮した一冊となってよみがえる。
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この教室にいる誰もが服を着ています。
私たちの身体を通して文化を作り上げ、資本主義社会のすみずみまで浸透し、日本のみならず世界経済を動かしているのが、ファッションです。
にもかかわらず私たちはなぜ、ファッションを「浅い」ものとして見過ごそうとするのでしょうか。
それは、ファッションを問うことが、私たち自身の、そして現代社会の根幹を揺るがす問題を孕んでいるからかもしれません。(本文より)
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平芳裕子
東大ファッション論 集中講義
ちくまプリマー新書
を購入した。 pic.twitter.com/TzInGg4bOe
— Zunda@youtuber・ゲーム垢 (@Zunda33788057) September 13, 2024
【目次】
それでもファッションを研究する――イントロダクション
集中講義1日目 西洋のパラダイム
第1講 裁断と縫製――衣服に起源はあるのか
第2講 言葉と学問――ファッションは何を意味するのか
第3講 作法と流行――ファッションはなぜ女性のものとなったのか
集中講義2日目 近代がもたらしたもの
第4講 自由と拘束――女性の身体は解放されるのか
第5講 モデルと複製――ファッションデザインの近代
第6講 メディアとイメージ――衣服がファッションになるとき
集中講義3日目 創造性への問いかけ
第7講 展示と鑑賞――ミュージアムのファッション展
第8講 身体と表象――ファッションとアートの接近
第9講 名と言説――シャネルはなぜ評価されるのか
集中講義4日目 歴史と未来をつなぐ
第10講 女性と労働――お針子像は消えたのか
第11講 日本と近代――洋服とはなんだったのか
第12講 批評と研究――ファッション学からファッションスタディーズへ
著者について
平芳 裕子(ひらよし・ひろこ):神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。1972年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。専門は表象文化論、ファッション文化論。主な著作に『まなざしの装置――ファッションと近代アメリカ』(青土社)、『日本ファッションの150年――明治から現代まで』(吉川弘文館・近刊)などがある。
「学生時代、ファッション史は時につまらなく感じることがありました。
しかし、これほど詳細でありながらわかりやすくまとめていただくとすごく面白いです。
西洋だけでなく日本でのファッションの変遷もわかります。
服飾関係の仕事をされている方で、特に若手の方は絶対に読んで損はありません。
勉強になりました。」「ファッションインジャパンという展覧会が2022年に開かれたりしたが、ファッション・服飾の歴史は、その実用性の観点(→地理環境的な条件も加わる)やアピール性(→権力や財力を誇示する材料になる)など、様々な要素が絡み非常に幅広い視点があり、非常に面白い。
この本はそこまで広い視野で書かれたものではないが、歴史的な流れを概観できて非常に良い本だと思う。」「教科書的すぎて興味のない章もありつつ、ブランドが立ち上がった背景の章などは興味深かった。
文章の書き方として
疑問提起(「それはなぜなのでしょうか?」など)
とその後の論述につなげるための半ば強引な疑問提起が逆に読みにくかった。
講義を収録したとのことで文語より口語的なテキスト、文章の流れと構成で、読みにくさを感じた。」
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