月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった 川代紗生 (著) サンマーク出版 (2026/3/9) 1,760円

いつも、二番目。

私を一番に思ってくれる人は誰もいない。

それでも私はひとりぼっちじゃなかった。

恋人に「プロポーズするなら元カノがいい」と告げられ、婚約寸前でフラれた桃子。

田舎の父からも、

「天国の母さんに、桃子が幸せになった姿を見せてやりたい」と言われてしまう。

「私には、愛し愛されるパートナーができない。

他の人はじょうずに進める人生ゲームのマスが、自分には進めない。

私は、なにかが足りてない人間なんじゃないか??」

桃子が働いているのは、三軒茶屋の小さな喫茶店、「雨宿り」。

ここでは、毎週金曜夜十時、“元カレごはん埋葬委員会”が開かれる。

失恋相手との思い出のごはんが作れなくなった人たちが、

その恋を「埋葬」するために集まる場所だ。

モラハラを受けているのに、相手に好かれるように振る舞ってしまうかれん、

推しが結婚してつらくても平気なふりをする美穂、

二股をされても「彼以上に成長させてくれる人に会える気がしない」と悩む夏希、

「初デートで牡蠣を食べようと誘われたら、脈なしってことですよね?」と思い出を語る黒田……

相談者たちの失恋の話を聞き、

思い出の料理をつくって共に食べるうち、桃子は気づいていく。

誰かに選ばれないからといって、足りていない人間なわけではない、と。

元カレごはん埋葬委員会。

迷った心が帰る場所は、ここにある。

“ままならない気持ち”の名手、川代紗生の新作・書き下ろしが登場!

共感とおいしさのつまった、なんども読みたくなる1冊です。

川代 紗生
1992年、東京都生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。書店員時代に恋愛観や人生観を率直に描いた文章で支持を集め、エッセイ集『私の居場所が見つからない。』(ダイヤモンド社)を出版。その後、『元カレごはん埋葬委員会』(小社)で小説家デビューを果たす。

月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

川代 紗生 (著)

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