言葉というのは、直接的にその人を表現します。
話の内容が正しいとしても、思いやりの心が欠けていたり正しい言葉遣いができていなかったりすると、社会人として一人前とは言えないと判断されるそうです。
相手のことを思いながら気を配ることを、一般的に「心遣い」と言い、言葉についても「言葉遣い」と言うように、相手への配慮が必要です。
ビジネスの場では、それに適した言葉遣いがあります。それこそが「敬語」だと思います。
「ちょっと待ってて」と「少々お待ちくださいませ」という2つの応対の意味は同じです。
しかし、受ける印象は全く違います。
前者は、親しい人との間でプライベート時に使用する言葉遣い、後者は、目上の人や初対面の人、お客様などに対する丁寧な言葉遣いです。
このように、同じ内容のことを言うにしても、相手や状況によって、言い方を変えて話し、聞き手などを高めるために、話し手が思いやりを込めて表現するのが「敬語」なのです。
ビジネスの場において正しい敬語を使うことは、周囲の人との人間関係を作り上げるための基本です。
また信頼感を高めるための重要なビジネスマナーであるとともに、その人の人格や教養を示すバロメーターでもあるものです。
敬語は社会における欠かすことのできないマナーなので、今後も自己啓発に取り組もうと思います。
言葉を「言い換える」だけで信頼感がある言葉遣いに明治大学 齋藤孝先生による33万部のベストセラー本。
普段 使っている言葉を「言い換える」だけで、チープな表現から大人っぽい信頼感がある言葉遣いができる点が好評です。
言いづらいことを伝える、スムーズにお願いをしたいときなどに使うべき言葉の表現を場面別に紹介。
最近メールやSNSで増えている「同じ言葉を何度も繰り返してしまう」ケースの解決法も伝授してくれます。
テレビで齋藤先生が語彙力のお話をしていた時に早速購入。20代前半にも読みやすい本になっていると思います。
職場や目上の人への言葉遣いや対応の幅が広がるのは間違いないでしょう。