つなぐ時計: 吉祥寺に生まれたメーカー Knotの軌跡 金田信一郎(著)新潮社 (2020/7/17)

突然のクビ宣告……無職のどん底からすべては始まった――

海外ブランド時計の販売で成功した遠藤弘満は、ある日社長の座を失う。

絶望のなかで見つけたのは、自分のブランドを作る夢だった。

遠藤は全国を訪ね歩き、地方に埋もれた技術や伝統工芸の力を結集して、唯一無二の時計を作りだす。

2014年に創業し、80年ぶりの日本製量産腕時計メーカーとなった「Knot」の大逆転ストーリー。

「住みたい街ナンバーワン」の常連、東京・吉祥寺。

ここに、日本のもの作りの粋を集めた時計メーカーがあります。

「Knot(ノット)」。

高性能の時計本体と、おしゃれなベルトを自由に店でカスタムできます。

しかも、時計本体からベルトまで、国産の高性能の部品や素材にこだわっているのです。

日本の時計の生産拠点が壊滅していた2013年…。

かつて、海外ブランド時計を輸入して大儲けをしていた遠藤弘満社長は、突然、オーナーからクビを宣告される。

「ならば、自分のブランドを立ち上げる」

生まれ育った武蔵野の地を彷徨いながら、日本の地方にある伝統工芸を集めて、

「メード・イン・ジャパン」で2万円ほどの時計を作り出します。

小さな吉祥寺の店はインスタなどSNSで拡散。

若者を中心に静かな話題と支持を集め、累計35万本を販売しています。

なぜ、こんな離れ業ができたのか…。

なぜ、高級レザーや京都組紐など、職人技の粋を集めた最高級素材を使って、低価格を実現できたのか。

生産が中国にシフトした中で、どうやって国産時計を復活させたのか…。

遠藤弘満氏インタビュー動画

 


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