突然のクビ宣告……無職のどん底からすべては始まった――
海外ブランド時計の販売で成功した遠藤弘満は、ある日社長の座を失う。
絶望のなかで見つけたのは、自分のブランドを作る夢だった。
遠藤は全国を訪ね歩き、地方に埋もれた技術や伝統工芸の力を結集して、唯一無二の時計を作りだす。
2014年に創業し、80年ぶりの日本製量産腕時計メーカーとなった「Knot」の大逆転ストーリー。
「住みたい街ナンバーワン」の常連、東京・吉祥寺。
ここに、日本のもの作りの粋を集めた時計メーカーがあります。
「Knot(ノット)」。
高性能の時計本体と、おしゃれなベルトを自由に店でカスタムできます。
しかも、時計本体からベルトまで、国産の高性能の部品や素材にこだわっているのです。
日本の時計の生産拠点が壊滅していた2013年…。
かつて、海外ブランド時計を輸入して大儲けをしていた遠藤弘満社長は、突然、オーナーからクビを宣告される。
「ならば、自分のブランドを立ち上げる」
生まれ育った武蔵野の地を彷徨いながら、日本の地方にある伝統工芸を集めて、
「メード・イン・ジャパン」で2万円ほどの時計を作り出します。
小さな吉祥寺の店はインスタなどSNSで拡散。
若者を中心に静かな話題と支持を集め、累計35万本を販売しています。
なぜ、こんな離れ業ができたのか…。
なぜ、高級レザーや京都組紐など、職人技の粋を集めた最高級素材を使って、低価格を実現できたのか。
生産が中国にシフトした中で、どうやって国産時計を復活させたのか…。
遠藤弘満氏インタビュー動画
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