運命の絵 中野京子 (著) 文藝春秋 (2020/1/4) 891円

絵画の奥に潜む画家の息吹と人間ドラマに迫る!

命懸けの闘いのある瞬間を切り取った一枚。

とめられぬ恋におちた若い男女の苦悩や歴史に名をのこした英雄達の葛藤を描いた名画。

そして、流転の始まり……。

ルノワールやムンク、モローなど名だたる画家による美しい絵画を〝運命〟をキーワードに読み解きます。

絵画はすべてカラーで掲載。

『怖い絵』シリーズで絵画鑑賞に新たな視点を提示した、絵画エッセイ名手の新シリーズ!

「中野京子氏の書籍は数多く拝読していますが、改めてその理由を考えると読みやすさだと思います。
文章がうまい、シンプルに、ぐいっと関心を引き寄せるキーワードや表現が綴られ読むものを飽きさせません。
美術本は、ときに作者の専門知識がマシンガンのように撃ち放たれ、読者の関心を抹殺します・・・。
それがないですね。

さて、表紙の絵、幸せそうな母と子供たち。「運命の絵」というタイトルだけに、悲運が・・・
なのですが、このどうみても女の子、実は男の子というからびっくりです。
そんな「えっ」というキーワードと、それぞれの運命の物語、面白かったです。」

「内容も知識教養が溢れ、文章も機知に富んだ一級品。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事