属国の銃弾 永瀬隼介 (著) 文藝春秋 (2022/5/10) 2,310円

1947年夏、占領軍に骨抜きにされた焦土で日本を引っ繰り返そうとした男たちがいた――

高度成長期に頭角を現し“今太閤”と呼ばれる政治家・千石宗平。高等小学校卒で叩き上げの彼を秘書として支える元警視庁刑事・神野晋作。

2人は歴史から葬り去られた“ある過去”を共有していた。

原爆で家族を失った元特攻隊員・来栖龍二、悲劇のレイテ島から生還した天才狙撃手・黒木斗吾とともに計画された“皇居前某重大事件”の全貌、そして彼らが狙う“ターゲットC”とは――。

終戦直後と高度成長期の「2つの東京」を舞台に、男たちが挑んだ「日本復活計画」を描き出す。

日本推理作家協会賞候補作『帝の毒薬』で帝銀事件の真相に迫った著者が、ふたたび戦後史の闇を描く、〈戦後史×サスペンス〉の書き下ろし大作。


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