族長の秋 ガブリエル・ガルシア=マルケス (著), 鼓直 (翻訳) 新潮社; 文庫版 (2025/2/28) 1,100円

ダイナマイトを愛する残虐な大統領が死んだ。

誰も顔を見たことのない独裁者が……

『百年の孤独』を凌駕する怪作

無人の聖域に土足で踏みこんだ「われわれ」の目に映ったのは、ハゲタカに喰い荒らされた大統領の死体だった。

国に何百年も君臨したが、誰も彼の顔すら見たことがなかった。

生娘のようになめらかな手とヘルニアの巨大な睾丸を持ち、腹心の将軍を野菜詰めにしてオーブンで焼いて宴会の主菜にし、二千人の子供を船に載せてダイナマイトで爆殺したという独裁者。

政治権力の実相をグロテスクなまでに描いた異形の怪作。(解説・池澤夏樹)

無限マジックリアリズムで酸欠必至!ようこそ、栄華と腐臭の迷宮へ。

「この本の族長は『百年の孤独』の登場人物、アウレリャ・ブエンディア大佐のなれの果てなのだろうか?
そうとも想像せずにはいられない内容と実験的な文体、『百年の孤独』を読んだ方はぜひ読んでみるべきである。」


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