このローソン、どうやって入ればいいんだ… ギネス級に「薄すぎる」コンビニが話題
我われ日本人にとって、なくてはならない存在と言えるのがコンビニ。
各社が独自に打ち出したキャンペーンや新商品の展開がユーザーを驚かすケースも少なくありませんが、ツイッター上では以前、あまりに謎すぎる「ローソン店舗」が人々に衝撃を与えていたのをご存知でしょうか。
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このローソン、何かがおかしい…
注目を集めていたのは、ツイッターユーザー・omocleさんが投稿した一件のツイート。
以前、ツイッター上では「あまりに尖った店構え」の某コンビニ店舗が話題となり、こちらに触発されて多くのユーザーが、過去に目撃した「奇妙なコンビニ店舗」の写真を投稿していたのです。
omocleさんのツイートもその際に投稿されたもので、ツイートには「二次元のローソン見てきた」という意味深な一文がつづられています。
二次元のローソン見てきた pic.twitter.com/dITkSREuvz
— omocle (@akamaru08231) January 17, 2022
文面から察するに、漫画やテレビアニメに登場したコンビニのモデル、聖地的なローソンかな? と添えられた写真を見ると…そこには文字通り、「二次元世界」の住民しか入れないであろう薄さをした驚異のローソン店舗が写っていたのでした。
「薄さ」以外は通常のローソン?
大きく「LAWSON」と書かれた看板や、入り口付近の「酒・たばこ・ATM」といった表記はいずれも、通い慣れた行きつけの店舗で幾度となく目にしてきた、紛うことなき「ローソン」の光景。
確かに店自体は目を疑う薄さをしているのですが、「LAWSON」の看板の厚みは通常の店舗と全く同じように感じられます。
というか、こちらの看板があるため、店舗の薄さがより際立っているような気さえしてこないでしょうか…。
件の「二次元のローソン」はどのような経緯で出店されたのか?
ローソンの広報担当に詳しい話を聞くと、同店舗をめぐる「驚きの事実」が明らかになったのでした。
ローソンの「ガチ感」が凄すぎる…!
ツイート投稿主・omocleさんに詳細を尋ねると、件の写真は静岡県浜松市にある「ローソン 浜松姫街道店」にて撮影したものであると判明。
あまりに衝撃的な光景を受け、omocleさんはツイート本文にあったようにこちらの店舗を「二次元世界への入り口」と感じたようで、発見時の感想については「入店できたら夢が叶うのかな…と思いました」と、なんとも微笑ましいコメントを寄せています。
しかしomocleさんに話を聞いたところ、こちらのローソンは「店舗本体」でなく、駐車場入り口付近に設置された誘導用の「看板」であることが分かったのです。
そこでローソン広報に「クセが強すぎる看板」について尋ねると、担当者の顔にも驚きの表情が。
やはりレアケースすぎる事態のため、真相は闇の中か…と諦めかけたのですが、ローソン広報は「記者顔負け」のほとばしる探究心で、こちらの謎を調査してくれたのです。
店舗の「粋な計らい」にニヤリ
話題となった「看板」を設置しているローソンは2012年4月6日にオープンし、ちょうど来月で10周年を迎える店舗。
件の看板は、オープン時より設置されているものだそうです。
同店舗は駐車場の面積が広く、店舗本体は看板から見ると奥まった場所に位置するのがポイント。
看板設置の背景について、店舗担当者は「新しい店舗として多くの方々にご認知頂くために、少し離れたところからも『ローソン』とご認識して頂けるよう、こちらの看板を設置致しました」とコメントしています。
どのようなデザインにしようか、と検討した際に「せっかくなら『ローソン』と一目でわかる看板にしたい」と考え、閃いたのが「ミニ店舗看板」だったというのです。
なお「LAWSON」のロゴの入った部分は、実際の店舗にて使用されているものと同じ材質となっており、力の入れようが伺えます。
そのユニークなデザインや、かわいらしさでオープン当初からユーザーウケも非常に良いようで、近隣のローソン店舗からも「面白い」「うちでは真似できない」といった声が寄せられていたというから微笑ましい。
設置から10年以上経つ現在でもそのインパクトは健在で、やはり「あれはなんですか?」「変わっていますね」と感心した様子で尋ねてくる来店客は少なくないようです。
ローソン店舗を利用の際は、注意深く辺りを見回してみると、こうした店舗の粋な小ネタや計らいに気付けるかもしれません。
【店舗詳細】
「ローソン 浜松姫街道店」
静岡県浜松市北区三方原町242?1