オス猫メス猫…飼うならどっち??

『オス猫』と『メス猫』、飼うならどっち?特徴や発情期、避妊去勢手術など飼い方のポイント。

皆さんは猫を迎えることになった時、「性別」に着目しましたか?

突然猫を保護してしまった時は別として、里親サイトなどにも性別が記載されていますよね。

オス猫とメス猫ではどんなところが違うのでしょうか。

人懐っこい子が良いなら「オス猫」、適度な距離感が良いなら「メス猫」

一般的にはオス猫は甘えん坊で懐きやすく、メス猫はマイペースで落ち着いていると言われています。

もちろん全ての猫に当てはまるわけではありませんが、一般的にこのように認知されているということはこのような傾向の猫が多いのかもしれません。

そのため「思う存分猫とのスキンシップを楽しみたい」「猫に甘えてほしい」といったタイプの飼い主さんであれば、オス猫のほうが合うのではないでしょうか。

ただし遊び方は激しいので騒音に注意しなければいけませんし、1匹だけで飼うなら遊び相手になる飼い主さんにも体力が必要かも知れません。

家での仕事が忙しかったり構える時間が限られている飼い主さんであれば、マイペースな性格である程度の距離感を大切にするメス猫のほうがおすすめになるでしょう。

オス猫とメス猫の発情期の違い

個体差はありますがオス猫もメス猫も生後半年を過ぎた頃から発情期を迎えます。

ただし発情期の行動についてはオス猫とメス猫で全く違います。

メス猫の場合は相手を求めて1日中大きな声で鳴きます。

それが1週間前後続くため、うるさくて睡眠不足に陥る飼い主さんも多いようです。

オス猫の場合は「スプレー」という普段より濃くて量の少ない尿を噴射する行為をします。

こちらも飼い主さんの悩みの種になってしまうことが多いです。

特にスプレー行為は一度でもしてしまうと去勢手術を終えてもきっかけがあれば再発してしまい直らない場合もあるため、発情期を迎える前に避妊去勢手術をすることが大切になってきます。

避妊去勢手術の違い

避妊去勢手術は猫を必要以上に増やさないためには必要です。

ただしオス猫とメス猫で入院期間や費用などが変わってきます。

オス猫の場合は日帰りの手術で費用は15000円~25000円程度、メス猫の場合は入院が必要で費用は20000円~35000円程度となります。

メス猫は開腹手術になるので入院することになりますが、入院期間は動物病院によっても違ってきますので、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

この避妊去勢手術をしておくことにより、オス猫・メス猫どちらも飼っている人なら望まない妊娠を避けられるだけでなく、将来的に生殖器の病気にかかってしまうことを防ぐことができます。

オス猫とメス猫では性格の違いはもちろんですが、避妊去勢手術の費用や発情の様子まで違います。どちらを希望するかは飼い主さん次第ですね。

ただし、オス猫でもおっとりした子はいますし、メス猫でも活発な子はいます。
どの猫も飼い主さんとのご縁で結ばれていることには間違いありません。

例えば「オス猫を希望していたのにメス猫が来た…」といった人も落胆せずに、まずは愛猫自身に目を向けてあげてください。

きっと「この子がうちの子でよかった!」と思えるでしょう。



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