腹筋だけじゃ“ぽっこりお腹”を解消できない…?トレーナーが教える「正しい対策」とは
運動初心者の方に多くいただく質問と言えば、「お腹周りをスッキリしたいのですが、やはり腹筋をするべき?」というお悩み。
ここでは上記の素朴な疑問への回答と、「夏シーズンに向けて皆さんに取り組んでほしいこと」を3つに絞ってお伝えしていきます。
目次
お腹痩せを目指したいなら腹筋トレーニングは△?
ダイエット初心者の中には、「お腹を鍛えたら、ウエストがスッキリするはず」と考える人もいると思います。
実は、それだけでは不十分なんです。
お腹周りをスッキリさせたいなら、全身の大きい筋肉を鍛えるトレーニングから始めるのがベストだと筆者は考えます。
というのも、お腹が出てしまう理由の多くは「単純に脂肪が多いから」なんです。
体脂肪を効率良く燃やすためには、身体全体の代謝量の鍵になっている「大きな筋肉」を鍛えて筋肉量を底上げするのが一番。
腹筋群はそれぞれ小さめの筋肉で構成されていますから、脂肪燃焼を効率化させる意味では優先順位が低いと言えます。
上記の理由から、腹筋トレーニングは一旦後回しにしてみましょう。
そのかわりにまずは、これから紹介する3つのことを頑張って、効率のいい脂肪燃焼を促してください!
便秘ではないのに、お腹が張るのは何故? お腹ぽっこりは太ったせいだけではないような。食べなければ膨満感はなくなるのかな。??
— むまり (@mumari167) May 11, 2022
脂肪を燃やすためにトレーニングBIG3を始める
トレーニングにおけるBIG3とは
- ベンチプレス
- デッドリフト
- スクワット
のことを指します。
これらの種目はいわゆる多関節種目と呼ばれていて、一度に大きい筋肉をたくさん使って運動することができるトレーニングなのです。
大きな筋肉を鍛えることはエネルギー消費を促し、効率的に脂肪を燃焼することへと繋がっていきます。
「お腹だけ鍛えて痩せる」ことを目指すのではなく、まずは主要な筋肉を刺激するようにしましょう。
妹背さんはおもては寒いと言っていたが自分はこのごろほとんど寒さをかんじない。それでもこのひと月でベルトの穴ひとつ半くらいは痩せた。骨盤まわりがしゅっとして身体も軽くなった気がするが、お腹のぽっこりはなかなかへこまないねー。中年ってやあね。
— 猫団地とさぼり畑 (@nekodanchi) May 11, 2022
その食事カロリーオーバーしてない?
「お腹を引き締める=体脂肪を減らすこと」だと言えると思いますが、体脂肪を減らしていくためには食生活の見直しも大切です。
具体的には、1日の消費カロリーと摂取カロリーをうまく調整する必要があります。
BIG3トレーニングをどれだけ頑張ったとしても、1日のカロリー収支がプラスになってしまうと燃えたい脂肪もなかなか燃えてくれません。
トレーニングと食事の両方に真摯に励むことで、お腹がスッキリしてくるでしょう。
★ぽっこりお腹解消!
背筋を伸ばしてお腹に力を入れると、お腹の脂肪も引っ込みます。— ダイエット挑戦隊nao (@naonao83580716) May 11, 2022
実は大切な姿勢チェック
トレーニングも頑張ってるし、食事にも気を付けています。
「なのに、ポッコリお腹のまま……」と悩まれている方も多いと思います。
そんな人は、姿勢に問題がある可能性が高いです。
弱っている部分の筋肉を鍛え、凝り固まってしまっている筋肉をほぐしてあげることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。
例えば、ポッコリお腹の一因とも言われている「反り腰」も、筋肉のバランスが崩れることで引き起こされると言われています。
ただ、ボディバランスや癖を自分で確認するのは、なかなか難しいもの。
一度、信頼できる治療家、もしくはパーソナルトレーナーに姿勢チェックをしてもらうのがおすすめです。
近年は、オンライントレーニングサービスも発達していますし、プロに依頼するハードルはかなり下がっています。
ぜひ検討してみてください。