冬キャンプの選択肢として考えられることがある「車中泊」には、テント泊にはない危険が多く潜んでいます。
誤った知識で行うと死に至るケースもあるため、注意が必要です。
やむを得ず「冬の車中泊」をする場合の注意点を3点ご紹介します。
目次
実は外気と変わらないぐらい寒い
車中泊をしようとする場合、車内は暖かいと思いがちだが実はそうではありません。
日没とともに外気温と同じように車内の温度も下がっていくのです。
だいたい車内の温度と外気温はほとんど変わりません。
このことを知らずに車中泊をすると、防寒対策を十分に行わずに車中泊をすることになるため、寒さでひどい目に合うことも…。
最悪の場合、凍死するケースもあるので注意が必要です。
ほかにも車中泊で気を付けたいのが「結露」。
対策を何もしないと車内のガラスに水滴がたくさんついて車内が濡れてしまいます。
水滴が体につけば、さらに冷えることもあるため、ガラスにシートを張るなどの対策が必要です。
濡れたままにすると、車内がカビ臭くなってしまうこともあります。
車中泊中はこまめに換気をして、湿気が残らないようにしましょう。
実は大晦日→元旦は初日の出拝む為に山頂で車中泊してたの??
すっごい寒くてキツかったけど、夜景きれいだったし冬の山だから星空すごかったし日の出も神々しくて最高だった!!今年のスタートダッシュは快調よ!!!!! pic.twitter.com/K1GG149yel— ふで子 (@YdQ2ck1) January 13, 2022
暖房をつけっぱなしで寝ると、一酸化炭素中毒になることも
「車内なら暖房を使えるから安心」と思う人も多いかもしれませんが、実はここに大きな落とし穴があります。
雪が降っている場合、エンジンをかけっぱなしのまま寝てしまうと、マフラーまで積雪して排気ガスが車内に流れてしまうことがあるのです。
こうなると一酸化炭素が車内に充満してしまうため、一酸化炭素中毒で死に至る危険もあります。
冬の車中泊では車の暖房は使わず、エンジンを切っておきましょう。
駐車する場所選びに注意
サイドブレーキを引いたまま停車させていると、サイドブレーキとタイヤが凍ってくっついてしまい発進できなくなることがあるため、サイドブレーキは使わないようにします。
平坦な場所で車輪止めを使って停車することをおすすめします。
キャンプ場に屋根のある場所は少ないのですが、屋根のある場所なら車内の温度低下を少し和らげることができますし、積雪でドアが開かなくなるなどの心配もなくなるでしょう。
車中泊号のテスト
ガチなシチュエーションという事で知り合いの漁師がいる漁港をセレクト。
ガチな寝袋(冬用)を買わねば、、
ビールは奮発してエビス、ローソンのスパイスが効いたような味のモツ煮込みの後にうどん投下。
口をさっぱりしたい時用にセブンイレブンのキムチ。
これ、イイ。 pic.twitter.com/hotomW9g2B— 車のお探し専門店 岩手盛岡認定 サニーストア (@yymjc173) January 13, 2022
車中泊には入念な対策が必要
車中泊はテント泊よりも装備が少なく済むし、快適だと思ってしまうかもしれませんが、そうではないことをぜひ覚えてきましょう。
テント泊と同じように寝袋なども寒い時期に適した温度帯のものを選ぶこと。
ポータブル電源で電気毛布やアンカなどを使用し、火を使わない安全な方法で暖を取ること。
結露対策としてガラスにカーテンなどを付けること等対策が必要です。
また、車上荒らしなども注意しよう。駐車する場所をなるべく人目につきやすい場所で行うこと。
カギを必ずかける、ブザーが鳴るようなアクセサリーを付けるなどの対策もしておくと安心です。
ほかにも、同じ姿勢でいると血流やリンパの流れが悪くなり、エコノミー症候群になることもあるので、適度にストレッチやマッサージなどをすることも重要です。
このように冬場には考えられる対策をしっかり行い、入念に準備をして車中泊するように心がけましょう。