ライダーは最果てを目指す 

「走る時間」を楽しみながら目指したい! オートバイで行く「日本最果ての地」おすすめ3選

バイクで行くツーリングは、目的地がある一般的な旅行とは違い「走ること自体」に価値があるのです。

愛車と遠くへ行けば行くほど、走りを楽しむ時間が増えるため、バイカーがあえて目的地を設定すると、それは必然的に「最果ての地」になるのです。

日本最北端 宗谷岬(北海道稚内市)

北海道・稚内市の市街地から、国道238号線を東に向かって30分ほどバイクで走ると、日本最北端の「宗谷岬」へとたどり着きます。

夏は全国各地からバイカーが訪れる北海道ですが、その多くが宗谷岬を目的地としているのです。

宗谷岬の先にあるのは異国のロシア。

まさに最果ての地までバイクで走ったという達成感が、バイカーにとって最高の栄誉となるのです。

日本本土最南端 佐多岬(鹿児島県大隅町)

鹿児島県は大隅半島の最南端に位置する「佐多岬」は、沖縄を除くと日本最南端の地となります。

大隅半島の中心都市の鹿屋市から国道269号線、県道68号線へと走り継ぎ、最終的に南国ムード満点の「佐多岬ロードパーク」を経てたどり着く佐多岬は、数ある日本の最果ての地の中でも、最寄りの市街地からの距離が長く最も遠く感じる場所です。

ゴールとなる佐多岬の駐車場の手前には「本土最南端 佐多岬」と刻まれたモニュメントがあり、愛車を置いて記念撮影ができるので忘れずに立ち寄りたいところ。

四国最東端 蒲生田岬(徳島県阿南市)

宗谷岬や佐多岬はバイカーの中ではメジャーな存在ですが、四国最東端の「蒲生田岬(かもだみさき)」は知る人ぞ知る最果ての地。

阿南の市街地から国道55号線、県道26号線、200号線と走り継ぎ、最終的に名もなき道を走った先に蒲生田岬があります。

最終的にはバイクを降りて歩くことになり、華やかな観光地ではありません。

しかし、静かな海沿いの公園が、最果て感とバイカーの達成感を盛り上げてくれるのです。

バイカーはなぜ最果ての地を目指すのか…。

それは、そこに目には見えない達成感があるから。

バイクで走ることがツーリングの本質で、走り出すと道の果てまで行きたくなるのがバイカーなのです。

おすすめの記事