まさかのブルーバード411が復活するかも!?

まさか「ブルーバード」が数十年ぶりに蘇る!? 丸目4灯&水平グリル採用! レトロ顔「411」が現代に脚光を浴びる!?

毎年さまざまなカスタムカーやチューニングカーが展示される「東京オートサロン」。近年では、自動車メーカーの新車発表などもおこなわれています。

そうしたなかで、自動車専門学校の学生たちが手作業で作り上げる個体も存在します。

日本自動車大学校カスタマイズ科

千葉県にある自動車専門学校の日本自動車大学校のカスタマイズ科では、学生たちが作り上げるカスタムカーが話題となっています。

毎年、東京オートサロンに向けていくつかのテーマ(車種)を製作しています。

過去には、マツダ「ロードスター」をベースに「コスモスポーツ」を現代に蘇らせた「COSMO VISION」、

日産「フェアレディZ ロードスター(Z33型)」をベースに「GT-R(R35型)」の見た目に仕上げた「NATS R35 Road Star」。

さらにはレクサス「LM300h」のデザインに見立てた「LM800T」や、

トヨタの3代目「クラウン(MS50型)」をアメリカンなローライダー仕様に仕立てたモデルなどが製作されました。

そうしたなかで、東京オートサロン2023に向けても、トヨタ「アルファード」をベースにしたスーパーデューリートラック、トヨタ「86」をベースにGRコンセプトモデル「GT3」をオマージュしたモデル、

マツダ「ロードスター(ND型)」をベースにした「MAZDA RX3 CABRIOLET」と呼ばれるモデルなどの製作が現在進められています。

そうしたなかで、もう1台はカスタムカーではなくレストアをメインにしているといいます。

レストアの対象となるのが「ダットサン ブルーバード(P411型)」です。

1963年9月に登場

2代目ダットサンブルーバード(410型)。

1965年5月のマイナーチェンジで411型へ進化しグリルやリアデザインが変更されています。

ボディサイズは、全長4000mm×全幅1490mm×全高1435mm、ホイールベース2380mmとなり、エンジンは72馬力を誇る1.3リッターエンジンを搭載。

なお、411型に設定された「1300SS」は、 1966年の東アフリカ・サファリラリーでのクラス優勝となるなどの実績も残しています。

そのようなブルーバード411ですが、日本自動車大学校の学生はどのような経緯でレストアすることになったのでしょうか。

製作を担当した学生は次のように話しています。

昨今の旧車ブームもさることながら、レストアの需要は高まっています。

2022年のオートサロンでスバル『360』をレストア&カスタムして受賞されていたショップもあったほどその技術は注目されています。

私たちの班もレストアの技術とカスタムを両方学びたくて今回チャレンジしました。

411ブルーバードのルックスにエアサスセットアップで着地(完全着地は無理そうですが笑)を目指します。

苦労した部分

苦労する部分は、外板のレストア部分がかなり多く苦労しています。

現代のクルマではないので形状の意味や、初めまして見る機構や部品の構造を確認しながらの作業で時間がかかっています。

足回りにエアフォース様のエアサスを取り付けを進めていますが、専用設計のポン付けではないのでマウントやリンクを考えながら作るのに苦労しています。

地元の千葉日産グループやそのほかパーツメーカーに多数部品協賛していただき製作完成を目指しております。

50年以上前に登場した411ブルーバードですが、アツい想いをもった学生達によって、東京オートサロン2023にて、再び脚光を集めようとしています。

ネットの声

「いいねえ。こういう人の感性に響く様なクルマをEV化して欲しいね。空力何て、どうだっていい。そんな事より、所有する事に満足できるクルマを作って欲しい。」

「今の車は実用一辺倒…とは言わないけど、昔の車って嗜好品的な美しさがあったような気がする。」

「特に工業デザインにおいて日本はいつも世界の後塵を拝してきていますが、時を経て当時は時代遅れに見られていた日本のデザインが評価されるのは不思議ですね。」



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