世界初!手首に装着するだけで血糖値の計測ができるFODSのウォッチ型デバイス「シュタインヘルスケア」
目次
採血することなく脈波でバイタルサインの測定が可能に
近年、成人の10人に1人が糖尿病と言われており、8秒に1人が糖尿病に関連して死亡している状況にあります。(※1)
(※1)IDF糖尿病アトラス 第9版(国際糖尿病連合、2019年)
また、糖尿病以外にも、普段は正常な血糖値が食後の短時間だけ急上昇し、その後急降下する「血糖値スパイク」という病態が注目されています。
現代の日本では、よりリスクが少ない方法での血糖値測定は社会課題解決のための1つの糸口になると考えられているのです。
そこでFODSは、信州大学発の研究開発型ベンチャーであるSSSTと、世界初の手首に巻くだけで瞬時に血糖値が測定できる、シュタインヘルスケア(ウォッチ型)について、全国25万店ある美容室への独占販売契約を締結しました。
全国の美容院へは、今年冬より順次供給予定となります。
シュタインヘルスケア(ウォッチ型)は、針を刺して血を採ることなく、腕時計のように手首に装着するだけで、血糖値をはじめ、血圧、脈拍、ストレス値等のバイタルサインを瞬時に測定、保存が可能なデバイスです。
全バイタル測定の中で一番重要とされている血糖値を、肌に一切の負荷をかけることのないウォッチ型計測器(※2)で計測できるのは、シュタインヘルスケア(ウォッチ型)が世界初となります。
お好み焼きもんじゃ等食べて血糖値が227その後約2時間後くらいにハイボールとイワシフライ、唐揚げ、野菜たっぷりタンメン(麺少なめ)半チャーハン食べました。
そして1時間くらい経過しての血糖値が138。
あれ?なんで下がってんの??
やっぱ予想が難しいっすね??#2型糖尿病 pic.twitter.com/VynvKdVOAa— しろ@のんびり (@shiro_1982) June 14, 2022
全国25万店の美容室をバイタルチェックのハブとして機能させるために
今回、美容室での販売を実施するにあたり、顧客調査を行ったところ、美容室に来店する固定顧客のほとんどは、自宅に、体重・体脂肪・内臓脂肪・BMIを測定出来る機器を保持しており、健康志向が高い傾向にあることがわかりました。
特に、夜勤や不規則な勤務形態の女性は、GI値(食後血糖値の上昇度を示す指数)の低い食べ物を意識して摂取するなど、食べ物にもこだわっている人が多く見受けられます。
しかし、肝心の血糖値の測定は個人では簡単にできない状況にあるため、摂取後の血糖値が測れず、GI値がその人個人にとって確かなものかは不透明となるのです。
そこで、全国25万店の美容室をバイタルチェックのハブとして機能させるべく、1店あたり1台のシュタインヘルスケア(ウォッチ型)をリースで供給していくことに。
今日のランチはチゲ風オートミールでした。オートミール30グラムで玄米おにぎりよりもかなり糖質が少ないので、こっちのほうがより低血糖になりにくい。血糖値の安定は精神の平穏。低血糖になるとマジで脳みそが食欲に支配されるんですよね。 pic.twitter.com/i0qqPBeiJU
— とよながあつし / あつしのぶろぐ (@a0215t) June 14, 2022
美容室は全国に25万店
「美」と「健康」という親和性や、強い信頼関係で結ばれた顧客基盤を持つ美容室の利点を生かすことで、社会課題である「健康寿命延伸」に貢献することが可能となります。
さらに高齢化社会では人々の居住地の近くで消費行動をとる近隣消費の流れも生み出しています。
コロナ禍により物理的・心理的な移動に対する制約がかかったことで、この傾向がさらに加速しています。
美容室は全国におよそ25万店。多くの人々にとって身近にあり、定期的に通う場所でもある美容室は、国内の社会環境を踏まえると、美容はもちろん人々の健康までをケアする新たなコミュニティとなり得る可能性があります。
地域の異業種店舗や企業との連携も促進し、美容室を地域の健康増進のハブとなるヘルスケアステーションにすることをFODSでは構想しているとのこと。