ホンダがEV戦略を加速…2040年までにガソリン車完全終了

ホンダがガソリン車の販売を2040年までに完全終了することを発表…電動化戦略が本格化

ホンダの欧州部門は2022年3月24日、欧州向けの新電動化モデル3機種を2023年に投入することを発表。

2050年までにカーボンニュートラルを達成し、2040年までに内燃機関車の販売を停止すると伝えました。

欧州向けの電動モデルを2023年に3車種投入

また、2023年には電動化製品のラインアップをさらに拡大し、欧州で過去数年間で最も幅広いラインアップを実現することも決定しています。

新たに追加されるのは、Bセグメントの電気自動車SUV「e:Ny1プロトタイプ」の市販型のほか、CセグメントのフルハイブリッドSUV、そしてハイブリッドとプラグインハイブリッドを選択できるようになる新型CR-Vの3車種です。

e:Ny1は2023年に発売予定のコンパクトSUVで、将来的にホンダの商品ラインアップの中心になると説明されているため、もしかしたら日本でも発売するかもしれません。

次期型CR-Vについては残念ながら日本で発売しないことが確定している状況ですが、新たなプラグインハイブリッド車は日本市場でも続々と投入されることが期待されます。

2050年までに全車種でカーボンニュートラル実現

ホンダは2050年までにHondaの全製品と企業活動においてカーボンニュートラルを実現するというコミットメントを実現するという目標を掲げていて、さざまなゼロエミッション車に大規模な投資を行う予定であると伝えています。

その中で用いる「マルチパスウェイ戦略」の中核として、以下の取り組みを段階的にすすめていくと説明しました。

電動化といってもハイブリッド車も含まれるため、ただちにガソリンエンジンを搭載する車種が消滅するわけではありませんが、2040年までには完全に販売を終了するようです。

自動車以外の分野にも視野を広げる

また、自動車や二輪車以外の分野にも視野を広げていることも明らかにしました。

航空分野では都市間輸送のための電動垂直離着陸機(eVTOL)を、ロボット分野ではASIMOに続くAI操作の多指ロボット「Honda Avatar Robot(ホンダアバターロボット)」を開発する予定です。

後者のホンダアバターロボットは2024年末に、2030年代の実用化を目指して開発が進められるとのことです。

さらに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究では、ホンダの燃料電池技術を使って、将来の月面基地での生命維持に貢献することを目指しています。

ネットの声

「日本、ドイツ、アメリカしかハイブリッド車が上手く作れないから、制御の簡単な電動車を欧州主導で進めてきた。いわゆる日本イジメ。日本車がこうも先にEVを完成させ、ラインナップを充実したら、きっとお得意のちゃぶ台返しで、色んな言い訳付けてガソリンなどを再び押してくると思うよ。」

「ロシアのエネルギーを、これから絞って行く欧州は、もう日本外しのevにシフトするのは無理。ホンダを始め、自動車メーカーは、多額の無駄なお金使っちゃったね。しかし、蓄電池はあまり進歩しないので、もうハイブリッドかphvでいいんだと思うよ。」

「日本のインフラでカーボンフリーは絶対に無理。現状でさえ電力供給に不安しか無いんだから。しかし、EV化でどんどん車の個性が消えてますね。同じようなフロントグリルばっかし。アクアとヤリスの見分けがつきません。車から趣味の要素が消えていってトヨタしか生き残れない時代になっていってるような。」



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