古舘伊知郎が選んだアントニオ猪木5つの名勝負

古舘伊知郎が選んだ猪木名勝負5選…ベストバウトはドリー・ファンク・ジュニア戦

元プロレスラーで参議院議員も務めたアントニオ猪木さんが1日、死去しました。

プロレス中継の名実況で知られ、友人でもあった古舘伊知郎(67)は同日午後、都内の猪木さんの自宅を弔問。

長い闘病生活を終え、安らかに眠る猪木さんと対面しました。

生前の猪木さんを悼んだ古舘伊知郎は、猪木さんの「名勝負ベスト5」を挙げた。

古舘伊知郎が選んだベストバウとはドリー戦

自身が実況した試合は、ウィリー・ウィリアムス戦(80年2月27日、蔵前国技館)、新日本―UWFの5対5(86年3月26日、東京体育館)の2試合。

ベストバウトは、ドリー・ファンク・ジュニア戦(69年12月2日、大阪府立体育会館)で「安保の風が吹く中、若きドリーと猪木さんの戦いは白眉。本人もベストバウトに挙げていた」と熱く語っていました。

古舘伊知郎が選んだ猪木さんの名勝負(★印は自らが実況)

▼69年12月2日 ドリー・ファンク・ジュニア(大阪府立体育会館)

「安保の風が吹く中、若きドリーと猪木さんの戦いは白眉。本人もベストバウトに挙げていた」

▼74年3月19日 ストロング小林(蔵前国技館)

「額を割って流血する猪木さんのジャーマンスープレックスホールド。黄色いタオルににじんだ血」

▼75年12月11日 ビル・ロビンソン戦

(蔵前国技館)新日初の60分フルタイム戦。「すごい試合でした」

▼80年2月27日 ★ウィリー・ウィリアムス戦(蔵前国技館)

「“熊殺し”ウィリーとの異種格闘技戦。怖い試合でした」

▼86年3月26日 ★新日本VS U.W.F.決戦イルミネーションマッチ(東京体育館)

「5対5の戦い。本陣に下がる姿を『猪木の肉体に鎧が見えている』と一生懸命実況しました」

ネットの声

「古舘さんのプロレス好きは有名ですが、本当にお詳しいですね。
私も殆んどその内容に納得しましたが、一つだけ面白かったのがUWFとのイルミネーションマッチが入っていたことですね。
確かに猪木さんと前田さんが遂に同じリングで交わるという期待感、緊張感、ワクワク感は凄いものがありましたね。
これを挙げるとは流石に通ですね。恐れ入りました。」

「猪木の試合って不思議なくらい記憶に残ってるね。毎週ワールドプロレスリング見るのが楽しみで楽しみで。
リアルタイムで猪木の試合がみれた幸運。
ホントに感謝しかない。最後まで戦い続けた猪木。ありがとうございました。」

「ウィリーウィリアムス戦の怖い試合…わかります。あれは水曜スペシャルか何かで突然始まって親父に「猪木今日はキックボクシングとやるの?」と言った記憶が。当時は極真空手、ウィリーの存在を知らなかったのでグローブでボクサーと勘違いしてました。試合は観ていてホント怖かったので途中から親父の後ろから観てました。」

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