ホテルが我が家…家を持たない生活スタイルの選択

ホテル暮らしがブーム? 家を持たない新たな生活スタイルとは

ホテルを活用し、旅するように暮らすサービス「TsugiTsugi(ツギツギ)」(運営:東急/本社:東京都渋谷区)。

2021年4月から始まったサービスですが、好評につき第2弾の利用者募集が始まりました。

長期プランが増えつつある

昨今のコロナ禍によるリモートワーク化、またそこから生まれたオフィスを持たないニューノーマルな働き方によって、都市部のホテルではワーケーションプランなどの長期滞在者に向けたプランが増えつつあります。

共有ワーキングスペースやコーヒーバーのほか、トレーニングジムにミニ図書館を館内に設置するなど、それぞれのホテルによって環境作りへの違った工夫もうかがえます。

1料金で2人が利用可能

「TsugiTsugi」は、月々の定額を支払うことで、自身の家ではなく全国各地のホテルに滞在することができるプラン。

大阪や東京などの都市部はもちろん、北は北海道、南は沖縄といった観光地も含め全78カ所のホテルが利用可能です。

自身のライフスタイルに合わせて旅をするように移動して、そこで暮らすという新たな生活スタイル。

料金は30泊プランが23万円~。

他にも90泊プランや180泊プランがスタンバイ。

4月に先行体験モニターを100人募集したところ、933人もの応募があり、ユーザーの多くは別荘として使う人やアドレスフリーで働いている人が見られたそうです。

年齢層は20代~50代まで幅広く、単身が約2割で夫婦が約8割を残りを占めるといった割合に。

というのも同サービスは、定額を支払うと2人まで利用することができ、1名利用時も変わらないので夫婦やカップルが多いそうです(参考までに、23万円の30泊プランの場合(2人利用時)1人あたり1泊約3800円で宿泊できるということになります)。

ライフスタイルが多様化

「より暮らしやすいように」と、さらに工夫が加わった第2弾。

クローゼット感覚で荷物の出し入れができる預け入れサービス「サマリーポケット」や、周辺ドライブや施設間移動時にアプリ1つで車をレンタルできる「Anyca」など暮らしの利便性を高めるサービスが揃っています。

実際に同サービスを体験した27歳男性は、

「応募したきっかけは、趣味で旅行が好きということと、出張にも対応してくれるというところです。利便性も良くて、この間は熊本に仕事で行った際も使いました。旅行としてはまだ使っていないので、長野や金沢も行きたいねと話しています」

とコメント。

「ホテル」が暮らし方のひとつに入るようになったりと、ライフスタイルがさらに多様化する近年。

コロナ禍でまだまで制限のある厳しい世の中ではありますが、自らの選択がしやすい世のなかへと変わりつつあるのではないでしょうか。

ネットの声

「一生続けるモンちゃうやん。単なる娯楽。新たな旅スタイルであって生活スタイルではない。」

「コロナ禍でこういうスタイルを貫く人はちょっと怖いなと感じるとこもあるけど、それよりも住民票はどうしてるのかが気になる。
電話番号は今では携帯番号でもいろんな手続きや登録ができるようになったけど、住民票のある現住所がないと大人は暮らしていくのが色々大変。
実家とかにしてるんだろうか???」

「テレワークってコロナ対策みたいなってるけど、そもそもは、働き方改革とか都心への一極集中解消とかの政策だったのでは?コロナが終息しても関係なく推進するんですよね?」



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