毎日30分のランニング_血圧を下げるには有酸素運動が効果的

血圧が高くなってきたら生活習慣の改善が必要!

「毎日30分」の有酸素運動で血圧は下げられる理由とは!?

有酸素運動には血圧を下げる効果あり

厚生労働省が実施した「平成29年(2017)患者調査」によると、高血圧性疾患の総患者数は約993万7000人と推計されています。

血圧とは血液を押し出す際に動脈の内側にかかる圧力のことです。

この圧力が高い状態が「高血圧」で、具体的には診察室で計測した上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、または下の血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上だと「高血圧」と診断されます。

血管には収縮性がありますが、血圧が高くなると血管の内壁が傷つきやすくなり、だんだんと厚くなって柔軟性が失われ、動脈硬化などを引き起こすリスクが高まります。

高血圧には有酸素運動

高血圧は、有酸素運動によって改善することが確かめられており、日本高血圧学会の『高血圧治療ガイドライン』でも、「毎日30分以上のややキツい有酸素運動」が推奨されています。

ただし、運動をすることで一時的に血圧が上昇するため、すでに「高血圧」と診断されている人は、必ず主治医に相談してしっかりとアドバイスを受けてください。

また、合わせて減塩や節酒、禁煙など、他の生活習慣の改善にも取り組みましょう。



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著者について
中野ジェームズ修一(なかのじぇーむずしゅういち) フィジカルトレーナー/米国スポーツ医学会認定運動生理学士。 フィジカルを強化することで、競技力向上や怪我予防などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、数多くのアスリートから絶大な支持を得ている。2014年から青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。東京神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)、『10年後、後悔しない体のつくり方』(ダイヤモンド社)、『青トレシリーズ』(徳間書店)などベストセラー多数。

 

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