血圧が高くなってきたら生活習慣の改善が必要!
「毎日30分」の有酸素運動で血圧は下げられる理由とは!?
目次
有酸素運動には血圧を下げる効果あり
厚生労働省が実施した「平成29年(2017)患者調査」によると、高血圧性疾患の総患者数は約993万7000人と推計されています。
血圧とは血液を押し出す際に動脈の内側にかかる圧力のことです。
この圧力が高い状態が「高血圧」で、具体的には診察室で計測した上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、または下の血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上だと「高血圧」と診断されます。
血管には収縮性がありますが、血圧が高くなると血管の内壁が傷つきやすくなり、だんだんと厚くなって柔軟性が失われ、動脈硬化などを引き起こすリスクが高まります。
クーリングダウンの必要性
走り終わって直ぐに休止してしまっては、走行中に発生した血圧が急低下して貧血を招くこともある。筋肉も走りっぱなしでは硬くなる事から、ランニング後はジョギングや軽く動いて心拍数を徐々に減少させて、体操やストレッチングに入るのがいい。疲労回復、ストレス除去、故 pic.twitter.com/c4k5g1GPB9— WE JOG! (@jog_we) July 24, 2022
高血圧には有酸素運動
高血圧は、有酸素運動によって改善することが確かめられており、日本高血圧学会の『高血圧治療ガイドライン』でも、「毎日30分以上のややキツい有酸素運動」が推奨されています。
ただし、運動をすることで一時的に血圧が上昇するため、すでに「高血圧」と診断されている人は、必ず主治医に相談してしっかりとアドバイスを受けてください。
また、合わせて減塩や節酒、禁煙など、他の生活習慣の改善にも取り組みましょう。
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著者について
中野ジェームズ修一(なかのじぇーむずしゅういち) フィジカルトレーナー/米国スポーツ医学会認定運動生理学士。 フィジカルを強化することで、競技力向上や怪我予防などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、数多くのアスリートから絶大な支持を得ている。2014年から青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。東京神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)、『10年後、後悔しない体のつくり方』(ダイヤモンド社)、『青トレシリーズ』(徳間書店)などベストセラー多数。
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