「後悔したことは一度もねえよ」次元大介役小林清志さんの粋なセリフ

小林清志さん「後悔したことは一度もねえよ」次元大介役ラスト出演でルパンに贈った粋なセリフ

アニメ「ルパン三世」の次元大介役などで知られる声優の小林清志(こばやし・きよし)さんが7月30日、肺炎のため死去。

8月8日、所属事務所が発表しました。

2021年放送の「EPISODE0-時代-」が最後の出演

小林さんが半世紀にわたって務めてきたルパンの仲間、次元役として最後に作品に出演したのは、昨年10月9日深夜放送の日本テレビ系「ルパン三世 PART6」(土曜深夜0時55分)の初回「EPISODE0-時代-」でした。

冒頭、ルパン、石川五ェ門とともに牢屋(ろうや)の壁にもたれかかった、小林さん演じる次元が「とうとうオレも潮時かもしれねえな」というセリフで物語がスタート。

ルパンが「どうした次元? いつになくセンチメンタルじゃねえか」と尋ねると、次元は「なんだか相棒との人生を振り返っちまったよ」とひとこと。

“相棒”とは結局、押収された拳銃のことだったのですが、小林さんの最後の花道を飾る、粋なセリフで始まったのです。

「後悔したことは一度もねえよ」

次元はその後も「つまらねえ時代から一抜けだ」など、泥棒稼業“卒業”を示唆するセリフを連発。

しかし、ルパンと酒を飲む場面では、「時代が変わっちまっても変わらない味がある。そうだろ次元」とルパンから問いかけられ「ああ、そうだな」。

さらに峰不二子から「ルパンみたいな男と、これだけ長い間ずっと一緒にいられる変人なんて、あなたぐらいのものよ」と声をかけられた次元は「ただのくされ縁だ」と言いながら、

「ま、振り返ってみりゃ、ずいぶんと長く付き合ってきたが、後悔したことは一度もねえよ」と、小林さんの歩みを重ねるような言葉を発したのです。

最後は笑顔で

ストーリーの最後は、ルパンの「またうまい酒を飲もうぜ、次元」という言葉の後、小林さんの名前が刻まれたエンドロールと、次元の笑顔のカットで締められたのです。

同シリーズは翌週「EPISODE 1」からスタート。

「0」は卒業する小林さんをねぎらう演出にあふれた回となっていました。

小林さんは71年のアニメシリーズスタート時から次元役を務め、後任は大塚明夫が引き継ぎました。

大塚の父・周夫さんは五ェ門の声の初代を演じており、父子2代での出演となりました。

メインキャストであるルパン、次元、五ェ門、峰不二子、銭形警部の中で、小林さんだけが、昨年10月の時点まで代替わりせず、次元の声を演じ続けていました。

ネットの声

「ルパン声優交代時のオーディションに、小林さん自身が来られていたというエピソードを思い出しました。ドラえもんみたく一気に代わるのも良いけれど、現場の大先輩たる小林さんが残られた事で、新キャストの方々は心強かったと思います。
次元卒業後は、警察24時のナレーションで、まだまだお元気そうで良かったな~なんて家族と話していましたが…此度の訃報、とても残念です。
“かっこいい”を、長い間、ありがとうございました。」

「訃報を受け、昨日改めて第0話を見た。
小林次元は聞き慣れててるし、やはりあの渋さがいい。何よりストーリーが良かった。
第1話以降の大塚次元も小林氏の雰囲気崩さず、そして新たな次元だったのはさすが。
今後も旧作・新作どちらの次元も楽しみたいと思う。」

「小林清志さんは、1971年のシリーズ以前のパイロット版から次元大介の声をしていた。パイロット版では、山田康雄さんは居ない、大塚周夫さんが銭形してたり、納谷悟朗さんが五ヱ門したりと、後の作品とは、違う役をされていた中、小林清志さんはこの時から次元大介。彼が作り上げた次元大介は彼そのもの。大塚明夫さんが、これから大事に守り演じられるでしょう。安心してゆっくりお休みください。」

Hulu

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