教習所の技能講習で難しく感じるのはどれ?

免許取得に悪戦苦闘!? 教習所で「めっちゃ難しかった」声が多いのはどの技能?

「緊張しすぎ」にもご用心?

普通自動車の免許取得は、教習所に通って取得したという人が多いでしょう。

教習所では学科講習・技能講習などさまざまな講習を受けますが、そのなかで、教習生にとって難易度が高いとよくいわれる技能講習はいったいどれなのでしょうか。

教習所ではどの技能検定が一番難しい!?

くるまのニュースではSNSを通じて、教習所に関するアンケート調査を実施。どういった回答や意見が多く見られたのでしょうか。

「自動車教習所はいつ頃通いましたか?」という質問では、「高校生」は35.5%、「大学生」は38.7% 、また「高校卒業から大学入学の間」は6.5%、「社会人になってから」は19.4%という結果となりました。

数値を見ると、高校生、大学生に取得した人が多いということが分かります。

では教習所に通っていて、どういった技能講習や検定を特に難しいと感じたのでしょうか。

坂道発進が鬼門

今回は、「坂道発進」「縦列駐車」「S字カーブ・クランク」その他自由意見という項目でアンケート調査(複数回答可)をおこなったところ、坂道発進が43.8%と最も多い結果となりました。

坂道発進は、渋滞や信号待ち、駐車などで坂道にクルマを停め、発進する際にクルマが後退しないようにするための必要な運転操作です。

とくにMT車の場合は失敗するとエンストなどを起こす可能性もあるため、習得が必須な操作となります。

坂道発進が難しいという回答とのなかで、MT車の免許取得をおこなっていたユーザーから「アクセルとクラッチの微調整が難しかった」「クラッチのミート感覚がつかめなかった」など、クラッチ操作の難しさに手こずったなどの意見が見られています。

また次に多かったのは縦列駐車で、31.2%の人が回答しています。

縦列駐車は、駐車可能な道路や駐車場で一列に並んで駐車してある車両と車両の間に駐車をおこなうという手法です。

すでに駐車してあるクルマに寄せたり、大きくハンドルを切らなくてはいけないため、難しいと感じるユーザーが多い手法のひとつといえます。

これについて、ユーザーからは「車体感覚をつかむのが難しかった」との声が寄せられています。

また、クランク・S字カーブという回答は25.0%という割合となり、このほか、自由回答の意見では、「左折」と回答し「クルマの内輪差のイメージが難しい」という声や、「幅寄せ」と回答し「車幅感覚をなかなかつかめなかった」と回答したユーザーなど、縦列駐車のほかの運転操作で車両の感覚をつかむのが難しいと感じたユーザーも多数いることが分かりました。

ほかにも、「車庫入れ」「直角バック」「指定速度走行」などの回答も見られています。

さまざまなエピソードも

教習所に関する思い出を記述する部分の回答では、

「路上教習一発目でエンストが起きた」
「卒検で失敗してはならないと緊張しすぎて、クラッチを踏む足のガクガクが止まらず、教官の人にまで伝わっていた!」

といったユーザーのさまざまなエピソードも見られました。

普通自動車免許は、スムーズに取得できたというユーザーもいる一方で、上記のようにさまざまな部分で苦戦したなど、免許取得に関して記憶に残っている人が多数見受けられるといえます。

ネットの声

「最近まで子供が自動車学校に通っていましたが、1番難しかったのが「効果測定」という名の筆記試験だったそうです。交通規則自体より問題の意味が行く通りにも判断できるので国語の試験のようだとのこと…実技はノーミスですが効果測定で何度も躓いていましたね。自分の時代には効果測定なんて無かったのですが。」

「やっぱり縦列駐車ですよね。いまだに、自分の車でもできないし(やる機会があるってのも、すごいけど)。坂道発進は、割と得意でしたが、その日の教習によって、教習車が変わるので、クラッチの具合をつかむまでは坂道行きたくなかったですね(切れる深さも、つながる深さもその都度違うから、検定の時はどきどきでしたね)。」

「MTに乗ってますが坂道発進は未だに緊張しますね。大概の場合は後ろに車が来てますから、下がり過ぎてしまうと後ろの車に衝突してしまいます。「最悪はそこまでいってしまう」と言うだけで、こんな事は車校時代から数えても一度もありませんが、これからも起こさないとは限りません。駐車とかクランクとかは自信がなければやり直せば良いだけですけど、坂道発進だと下がった分だけ余裕が無くなって難易度が上がってしまいますからね。まあ、免許持ってる以上、そこまで下手くそでもありませんし、坂道発進一つ上手く出来ない位衰えたら潔くATに乗り換えですね。」



おすすめの記事