前澤氏”夢は叶う”…でも”金が必要”という伊集院の正論

前澤氏の「夢は叶う」にちびっ子誤解懸念「宇宙に夢より金を持てばと」

伊集院光が12月9日、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」に出演。

実業家の前澤友作氏が宇宙に飛び立ったニュースに「欲しくない物を『すげえ、いいだろ?』って見せびらかされると、それまで嫌いになっちゃう感じ、わかります?」と複雑な心情を吐露しました。

前澤氏のニュースに食傷気味?

番組冒頭、伊集院は「僕がひがみっぽい人間だからっていうのは頭に置いておいてくださいよ、正しいなんて思っていない」と前置き。

「前澤さんが宇宙に行くニュース、すげえやるじゃないですか。いわゆるストレートニュースでドンとやる」

と前澤氏のニュースが多くのメディアで取り上げられたことに触れました。

複雑な思いを吐露

そのほとんどが「良かった、良かったという空気一色になる」

と指摘すると

「なんだろうな、欲しくない物を『すげえいいだろ?』って見せびらかされると、それまで嫌いになっちゃうって、その感じわかります?」

「すごい金持ちの子が『こんなのあるんだぜ、いいだろう~』って言われると『全然欲しくありませんっ!』みたいな。そもそも多少、宇宙が好きなのに。ちょっと行きたいからなのかな。『行きたくないですけど、そんなの~』って」

という複雑な思いを吐露したのです。

夢よりお金

柴田理恵が「騒ぎすぎ?」と聞くと、

伊集院は

「コメンテーター、知識人から芸能人まで、良いことみたいな空気になると、俺みたいなやついないの?ってちょっとなる」

ともコメント。

さらに前澤氏がちびっ子たちに「夢は叶う」と呼びかけていることにも

「夢を持って欲しいと彼は言うけど、ちびっ子があれを見ても、宇宙に夢というより、お金が欲しいって事じゃないの?お金を持てば何でも出来ると…」

と金持ちになることで夢が叶うと勘違いしないかを指摘していました。

ネットの声

「金と時間があれば宇宙に行けることを証明したからなー。子供が結果だけ見たら勘違いしそうではある。まあ、そうは言ってもこの人だから出来たことではあると思う。」

「お金で宇宙に行ったのでも、勉強して宇宙に行ったのでも、どっちでもいいと思いますよ。「大金を積んで宇宙に行く」のが「勉強して宇宙に行く」のより圧倒的に楽でチート的手法であるなら冷ややかな目で見られても当然かと思いますが、「宇宙に行けるほど大金を稼ぐ」のも、一般人からしたら「勉強して宇宙に行く」のと同じくらい難しいことですから、結局はルートが違うだけで、自分の努力によって目的を達成したということには変わりがないわけです。」

「世の中には伊集院氏のようなひねくれ者がそれなりにいて、今回の話題で人知れず息苦しさを感じているかもしれない。これはそういう人達に向けたガス抜きでしかない。だから「僕がひがみっぽい人間だから~~、正しいなんて思っていない」と前置きしている。」

「金持ちが道楽で宇宙旅行できて喜んでいる感情は「良かったね」で良い話だと思う。それよりも単なる民間人を宇宙に辿り着かせたという人類の偉業の方が、もっと意味がある。ちびっ子は、宇宙に興味を持つきっかけ程度で十分だと思う。」

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