APDがわかる本 小渕千絵 (監修) 講談社 (2021/4/1)

APD(聴覚情報処理障害)がわかる本 聞きとる力の高め方

【難聴とはどう違う? 発達障害との関係は?】

相手の声は聞こえるけれど、なにを言っているか聞きとりにくい。

しかし、聴力検査では異常が認められない――その症状、もしかしたら「APD(聴覚情報処理障害)」かもしれません。

「聞きとりにくい」という症状がもたらす問題は、なかなか理解されません。

知的な発達の遅れや認知症などの影響で言葉が理解できない状態とは違います。

雑音があるところなどで「聞きとりが悪い」だけなのです。

「人の話を聞いていない」「聞いていないフリをする」などと思われることもありますが、わざとではありません。

学校や社会生活でとても苦しい経験をしていても、適切な対応・対処を受けられずにいる人が多くいます。

また、APDの大半は子どもの頃から生じています。

子どもの場合は自分で自分の困りごとに気づきにくいため、周囲の大人の気づきが大切です。

聞きとりにくさは、環境や周囲の人の理解と対応で大きく改善します。

本書では、症状の特徴、原因や背景、支援方法をイラスト図解でわかりやすく紹介。

APDへの理解が深まる一冊です。


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