コメンテーター 奥田英朗 (著) 文藝春秋 (2023/5/11) 1,760円

直木賞受賞、累計290万部の人気シリーズ17年ぶりに復活!

低視聴率にあえぐワイドショーのスタッフの圭介は、母校のつてで美人精神科医をコメンテーターとしてスカウトしようとする。

が、行き違いから伊良部とマユミが出演することに。

案の定、ふたりは放送事故寸前のコメントを連発するが、それは暴言か、はたまた金言か!?

「17年ぶりの伊良部先生復活。17年も経っていたのかと驚くばかり。その間に日本社会はすっかり変わったのだろうけど、無敵の伊良部は変わらなかった。
各編の登場人物の「病状・悩み」は、現代社会でとても多くの人にあてはまるのではないか。意図しているのか、無意識なのか、わからないが伊良部医師とマユミちゃんの相変わらずのペースに完全に巻き込まれていく登場人物をクスクス、ニヤニヤ読んでいくが、読み終わると、前作同様、深いものが心に残るのだ。
ただ、やはり「心の解放」は、自力では無理なのか、と少し悲しい気持ちにもなりました。」

「「今の時代だったら伊良部はどうするんだろうな」とか「こういう時、伊良部ならなんて言ってくれるんだろう」とか、伊良部シリーズがもう書かれないと思って既刊を擦り切れるほど読み返し続けてきました。まさか帰ってきてくれるなんて、まずはそれだけで感無量です。伊良部が転がり、マユミちゃんがビンタを張り、懐かしい患者まで友情出演しています。伊良部とマユミちゃんはこれからもずっと心の中で生き続けてくれると思います。ありがとう、奥田先生!!!」

「良かった。
17年振りということで、正直昔よりちょっと落ちが安牌になってる気がしないでもないけど、でもやっぱり昔と変わらない伊良部と世界観に肩の荷が降りて心が軽くなるようだった。
別に死にはしない。嫌ならやらない。人の目なんか気にしてもしょうがない。迷惑かければいいじゃん。
その通りなんだよね。何事も難しくない。難しくしてるのは自分で、世の中気楽にしてれば気楽に楽しい良いもんだと教えてくれる好きなシリーズです。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

コメンテーター [ 奥田 英朗 ]
価格:1,760円(税込、送料無料) (2023/5/24時点)

楽天で購入

 

 

おすすめの記事