青春くらい熱くて尊い! 泣ける「老春」小説刊行!
心がぽかぽかあったまる、ほっこりコメディをどうぞ。
定年退職後、無所属、無希望。かつて応援団員だった3人が、友人の通夜で集まった。
そこに、「応援団を再結成してくれ」と遺書が届くが、
誰を応援してほしいのかが分からない……!?
最後まで読むと、タイトルの本当の意味がわかる。
新刊?遠未真幸・著
『おかげで、死ぬのが楽しみになった』サンマーク出版 pic.twitter.com/jmonQjJTOV— 宮脇書店帯広店 (@miyawakiobihiro) May 24, 2023
【あらすじ】
第一話
再結成して初めての活動で、少年野球チームを応援することになった70歳の応援団「シャイニング」。
練習の見学中、1人だけバットを与えてもらえず球場の隅を走る少年に出会う。
「陸上部」と揶揄されても走りつづける補欠の彼がいたたまれず、団員の引間は、「これ以上努力しても無駄」という応援団の禁句を口にしてしまうが……。
→「努力は報われるって、本当?」と思ったことがあるあなたにおすすめ。
第二話
板垣団長の教師時代の教え子に頼まれ、「去年の10月31日のこと覚えてる? わからなかったら、離婚」という置き手紙の謎を解こうと奮闘するシャイニング。
モヤモヤを抱える妻が、夫に覚えていてほしかった意外な思い出とは?
→「夫婦や恋人だからこそ、言いづらい」と思ったことがある、または、映画のエンドロールを見るのが好きなあなたにおすすめ。
第三話
「担任の先生が、生徒からいじめられてる」という相談がシャイニングに舞い込む。板垣団長は先生を救おうとするが、教師時代に自らが犯してしまった罪がよみがえり……。
→「がんばってる人に、なんて声をかけたらいいかわからない」「がんばれと言われるのがプレッシャーだ」と思ったことがあるあなたにおすすめ。
第四話
ついに、亡き仲間が応援したかった相手を突き止めたシャイニング。
しかし本人に応援を届ける手段はただ1つ……お笑いコンテストに出場すること!?
シャイニングのマネージャー的存在で、画家の夢を持つ巣立の孫娘、希。
かつて、憧れの画家から、「いいものはほめるし、悪いものは批判します。
どちらにもひっかからないものは手短に。
……巣立さんは、うまく描けてますね」と言われたことで、夢をあきらめかけていた。
しかシャイニングのメンバーの必死さを見て、希の心も動き出す……?
第零話
えっ、そういうことだったの!?
52年の時を経て、応援団の再結成を託した本当の理由が明かされる。
→「どんでん返し、伏線回収」の好きな人におすすめ
※この話だけ読むのはおすすめしません
2016年9月9日の担当編集者との初打ち合わせから、6年8ヶ月。
ついに本日、デビュー作『おかげで、死ぬのが楽しみになった』が発売です!(書店様により入荷に2~3日かかる場合あり)
全員70歳の応援団が奮闘する、青春くらい熱くて尊い「老春」小説。
どうか、あなたに届きますように。 pic.twitter.com/rl7Ig6CqVm— 遠未真幸 (@tomi__masaki) May 19, 2023
(目次より)
第一話 シャイニングスター
引間広志の世間は狭い
第二話 シャイニングメモリーズ
宮瀬実の恋は実らなかった
第三話 シャイニングワード
板垣勇美の震える一歩
第四話 シャイニングスマイル
巣立希は絶望を描く
第零話 シャイニングフューチャー
巣立進の時間は戻る
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