もう、がんでは死なない 近藤誠 (著) マガジンハウス (2020/11/13)

「がん」=「死」ではない! !

巷にはびこる“がんの常識”を覆す、人生百年時代を心豊かに生き抜く極意とは。

もう、がんでは死なない――というタイトルの本ですが、大きく次の3つの意味があります。

①そもそも、人は「がん」そのもので死ぬわけではないということ。

一般に「がんで亡くなる」「がんで亡くなった」とよく言われますが、人はがんが存在するだけではなかなか死にません。

つまり直接の死因は、がんではない。がんから毒が出るわけではないからです。

もちろん、悪性のがん細胞(タチの悪いがん)が増殖し、転移することで、体内の臓器が機能不全におちいり、最終的には死にいたることはあり得ます。

しかし日本では、放っておかれても(患者本人が)死なないケース(タチの良いがん)が多数を占めます。

「がん」=「死」という固定観念にまず疑問をもってください。

②「がん死」とされているケースの多くは、じつは「がん以外」の理由によって亡くなっているということ。

たとえば、「医療技術の進歩で、早期発見・早期治療ができれば、がんは治る時代になっている」という報道がよく見られます。

しかしそれならばナゼ、人間ドックで「がん」をみつけた人に「がん死」が相次ぐのでしょうか。

その理由については、本文で検証していきたいと思います。

③人を死なせることがない「細胞のカタマリ」=「腫瘍」が、どしどし「がん」と診断され、手術や抗がん剤治療をうけているということ。

じつは、がん治療という医療サイドの都合によって手術などの「がん治療」がなされ、多くの患者(がんと診断された人)が、闘病という苦痛のなかで逝くケースが圧倒的に多いのです。

たいへん大きな問題なので、こちらものちほど詳しくお話ししていきます。

このように、「がん」になったからといって、すぐに「死」をむかえることは本来ありません。

がんにならない習慣、仮にがんになったとしても、がんとともに生き、天寿をまっとうする生き方を選択することはじゅうぶん可能です。

がんの基礎知識から放置療法、免疫療法、三大治療(手術、抗がん剤、放射線)、有名人の闘病例まで、最新の知見で徹底検証。

日本人の二人に一人ががんになる時代の治療法と生き方を提案していく一冊です。

「著者の本は以前から読んでいますが全面的に肯定するほど私にはその方面の知識はありません。ただ、抗がん剤が死を招くと言ってるけど抗がん剤のお陰で寿命が延びた方を知ってますしこの本の内容全て盲信することは逆に寿命を縮めるかも
知れないので、十分ご自身で検討されて自分が納得いく結論でなければならないと思います。知識の一つとして読んでおいて損はありません。」

「近藤誠の本はまわりの大切な人たちに読んで欲しい。でも治療に突入した人には勧めにくい。最近、また、知人の一人が、抗ガン剤治療に突入して苦しんでいる。この本のタイトルは、まだ勧めやすいかも。病院が嫌いな人、定期検診や人間ドッグが嫌いな人は、これを読んだらとてもほっとするだろう。」

「最新のトピックスも加え、昭和天皇、明仁上皇、美智子上皇后を始めとする著名人の実例から「死を早めるがん治療、食事療法」「がん発生、転移のメカニズム」「がんと免疫のウソ」「オプジーボの比較試験のインチキ」「がんを遠ざける習慣」「病変はまず、がんではなく老化現象を疑う。医者にはなるべく近寄るな」まで、救命アドバイスがみっちり。噛んで含めるように、わかりやすく解説されている。」


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