脂性と薄毛の関係を考えてみます。
よく、脂性の人はハゲやすいと言います。
それは本当のことでしょうか。
街を歩いていても、脂っこい人のほうにハゲの人が多いようにも思えます。
まず、ここで考えてみたいのは、脂性だから薄毛になるのか、あるいは薄毛の人に脂性が多いのかということです。
なにやら、禅問答のようになってしまいました。
脂性というのは皮脂のことになるのですが、皮脂自体は皮膚を守るために分泌されています。
それ自体が薄毛の原因とはなりえないのです。
これは皮脂が多く脂性と言われている人でも髪がふさふさの人はたくさんいることからもわかります。
それでは、薄毛の人に脂性の人が多いということになるのですが、それはどうしてでしょうか。
それは、男性ホルモンが関係しています。
というのも男性ホルモンが、正常なヘアサイクルを壊して、髪の毛の正常な成長を早く終わらせてしまうのです。
この男性ホルモンが増えることによって、皮脂もたくさん分泌されます。
ですので、皮脂がたくさん分泌されても男性ホルモンが増えなければ薄毛になることはないということです。
俗に脂性の人がハゲやすいとされていますが、反対に考えるとよくわかるということですね。