彼女のスマホがつながらない 志駕晃(著) 小学館 (2020/12/17)

唯一無二のリアルタイム・ミステリー

映画化もされた大ヒット作『スマホを落としただけなのに』で有名な気鋭のエンタメミステリー作家の最新作は「リアルタイムパパ活ミステリー」。

生活苦に悩む大学生の咲希が美人でやり手のパパ活女子・里香に誘われてパパ活に足を踏み入れるAパート(平成30年6月から)。

女性週刊誌で働きながらもファッション誌への憧れを棄てきれない編集者の友映が女子大生連続殺人事件の犯人を追うBパート(令和2年2月から)。

この2つのパートから成り立つ小説です。

恐ろしくもきらびやかな「パパ活」の世界で起きる不可解な事件に加え、時系列ですすむ物語には「コロナウイルス」「芸能スキャンダル」の影響が。

読めば2020年を感じられる、1粒で3度おいしい唯一無二で至高のエンタメ小説です。

【編集担当からのおすすめ情報】

2020年を締めくくるにふさわしい至高のエンタメ小説!

メインのパパ活女子にまつわる事件はもちろん、「コロナ」「カルロスゴーン」ほか、小説内にちりばめられた2020年を表すキーワードは必見。

「流行り?のパパ活。タイトルに興味が湧き”スマホ”シリーズ初購入。映画化された続編ではないっぽいので、全く違うストーリーだが、今年起きた実際の出来事と織り交ぜて作られており、新しさを感じた。何より、テンポよく、スラスラ読めるのが良いところだと思う。実際同じような事件起きそうだなぁと、読み終えた後、不安な気持ちになった。映画化しそうだな?」

「一気読みにした後、答え合わせにもう一度読み直しが楽しめる作品でした。構成もちょっと変わってて斬新でした。パパ活事情の掘り下げ方がリアルで興味深く作家さんの取材力の凄さを感じられ、また今年を振り返るに相応しい一冊でした。」

「この犯人とこのトリックなら、別にパパ活をテーマにしなくても、コロナ禍じゃなくてもいいはず。無惨に殺されてしまった女性達が不憫だし、パパ活の詳細を細かく書いて読者に興味を持たせてグイグイ読ませてく割にはオチが稚拙すぎる。
雑誌の記事が挟まれているのも、細かい活字多しで見辛い。」


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