
騙し騙され、知恵と欲の丁々発止の果て手にする物は?
天保の世。
大坂の道具商の放蕩息子・「どら蔵」こと寅蔵(とらぞう)は、なまじ目利き自慢であるのが運の尽き、奉公先に大損害を与えてしまい、大坂にいられなくなりました。
旅に出て辿り着きたるは、知恵と欲が渦巻く江戸の骨董商の世界。
手練れたちに揉まれながらも大奮闘!
できればよいのですが。
そううまくは運ばないのが世の常、人の常。
お宝を巡って時に騙され、時に勝負をかけ、時々情に流され――。
丁々発止の果て、どらちゃんは「真物(ほんもの)」の目利きになれるのか?
魅力的なお宝そして登場人物(キャラクター)がてんこ盛り!
読み終えるのがもったいなくなるエンターテインメント時代小説!
著者について
1959年大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒業。2008年小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し『実さえ花さえ』でデビュー。(受賞作は文庫化され『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』と改題) 2014年『恋歌』で直木賞受賞。同年『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、2015年『すかたん』で大阪ほんま本大賞、2016年『眩』で中山義秀文学賞、2017年『福袋』で舟橋聖一文学賞、2018年『雲上雲下』で中央公論文芸賞、2019年『悪玉伝』で司馬遼太郎賞、同年大阪文化賞、2020年『グッドバイ』で親鸞賞受賞。21年『類』で芸術選奨文部科学大臣賞と柴田錬三郎賞を受賞。そのほかの著書『先生のお庭番』『御松茸騒動』『落陽』『白光』『ボタニカ』『朝星夜星』『秘密の花園』『青姫』などがある。
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