八本目の槍 今村翔吾 (著) 新潮社; 文庫版 (2022/4/26) 880円

直木賞作家が描く…新・石田三成。

安土桃山時代の見方が変わる!

誰も書かなかった三成が、ここにいる!

盟友「賤ケ岳七本槍」の眼を通して、浮かび上がる三成の真の姿とは。

過酷な運命を背負った七本槍たちの葛藤、三成との相克そして信頼が、巧みな構成のなかに描かれ、三成の言葉には、千年先を見通した新しき世への希望が滲む。

はたして、戦国随一の智謀の男は、何を考え何を思い描いていたのか。

凄まじき〝理〟と熱き〝情〟で、戦国の世に唯一無二の輝きを放った武将の姿を、史実の深い読みと大胆な想像力で描く傑作。吉川英治文学新人賞受賞。

「こんなに三成は先を見通せてたのかってなるぐらいの、三成が凄すぎで・・・若干ヒキます(笑)。清正や正則ら七本槍と謳われた武将らの目を通して石田三成をクールに描く構成であり、またのっけから物語のキーとなる伏線が散りばめてあるので、読み進む度に興奮が増します。“米と金”ですか・・・成程ね・・・理を理解するのにおバカな私は小難しかったですが、三成を含めた八人の友情・嫉妬に裏切り等、歴史小説の醍醐味は味わえました。」

「賤ヶ岳七本槍それぞれの章で石田三成との関わりが描かれて展開していく物語。これほど好感が持てる治部は初めてかも?最終的に7人&治部の思いが繋がっていくのが感動的!じんかん と甲乙つけがたい傑作!!」

「タイトルに惹かれて何気なく購入していましたが、素晴らしい作品です。亡くなった父に読ませてあげたいと、強く願った今日は、父の日でした。」


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