維新ぎらい 大石あきこ (著) 講談社 (2022/6/15) 990円

仮想敵をつくって対立を煽る維新と橋下徹氏の圧力に政治家・大石あきこが抗う理由とは?

分断を生む「維新政治」で本当にいいのだろうか?

橋下徹さんの世界観は、大阪の地域政党「大阪維新の会」に引き継がれ、その後、国政政党「日本維新の会」へとつながっています。

大阪を中心に全国でも支持を広げており、2021年秋の衆院選では野党第2党に躍り出ました。

「身を切る改革」をキャッチフレーズに野党第1党に迫る支持率を得ています。

リベラルな政策も掲げています。

はたしてそれらの実態はどうなのか?

「維新政治」の何が問題なのか?

維新が発足してから10年あまりが経ちました。

本書では、この間の大阪で何が起き、橋下さんや維新がどのような役割を果たしてきたのかを検証していきます。

私がなぜ維新に嫌悪感を抱かずにはいられないのかも考察します。

「お腹がすいた」こそが正義。

素人集団でも悪政は止められる。

草の根の力で未来を切り開こう!

―――本書のおもな内容―――
序 章 橋下徹と私:似て非なる者
――転機となった「14年前の出来事」
第1章 橋下徹が大阪に残したもの
――公務員バッシングで得したのは誰?
第2章 私のたどってきた道
――不安と挫折から得たもの
第3章 政治家・大石あきこ
――仲間を増やして世の中を変えるために
第4章 私が「維新ぎらい」の理由
――有権者をあざむく裏切りの“だまし絵”
第5章 息苦しさの正体
――無意味な競争、やめませんか?

大石 あきこ
1977年大阪市生まれ。大阪府立北野高校、大阪大学工学部を経て、同大学院工学研究科修了(環境工学専攻)。2002年、大阪府入庁し、騒音・大気汚染などの問題を扱う環境職に従事。2008年3月、橋下徹大阪府知事の就任後最初の朝礼でサービス残業に抗議し、話題に。2018 年10 月末、府庁を退職。2019 年4月、大阪府議会議員選挙に淀川区から立候補するも落選。2021年10月、衆議院議員選挙(大阪5区)にれいわ新選組から出馬し、近畿ブロックの比例で復活当選。家族に中学生の娘と夫がいる。

「待ってました!早速購入して正解です、良く書かれています。この様な方が組織のトップにさせては絶対に駄目です、メディアが作った異端児です、心が無い方だと思います。育った環境がこの様な人を作ります。人間は上辺の情報に惑わさらず豪気に生きようと思います。著者の生き方又は考え方が良く描かれているのでとても嬉しいです。」

「一気に読みました。大石あきこさんの生い立ちやこれまでの経緯について知りたかったので、興味深く読めました。要所要所で大きくうなずきながら読んでいる自分がいました。子育てのこと、学校の校則のこと、競争社会のことなど共感しています。そして私自身、橋下さんがテレビに出てるとつい消してしまうのです。大阪府長の頃の彼のやり方は、恐ろしいと実感しました。怖すぎます。お忙しい中、このような本を執筆してくださり、天晴れです。」

「私も一気に読んでしまいました。大石さんの大阪府職員時代の話が、一番重く怖い話でした。思い当たることも多々あるため、この章で引きこまれて読み終えた時には日付が変わっていましたが、満足できる内容でした。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事