母親が望む父親と同じ道に進んだ女性医師は、刑務所のお医者さんになって「天職」を見出した。
〈文身〉〈傷痕〉〈玉入れ〉など、受刑者カルテには独特の項目はあるけれど、そこには切実に治療を必要とする人たちがおり、純粋に医療と向き合える環境があったからだ。
【本日入荷の新刊】
おおたわ史絵『プリズン・ドクター』(新潮新書)
刑務所の受刑者たちはどんな病を抱えているのだろう?彼らと真剣に向き合い、その矯正教育に励む日々を綴った本書。おおたわ先生は私たちと同じ目線の高さで疑問を持ち、その問いに真摯に取り組まれている。人間の多様性に触れる一冊 pic.twitter.com/GRqW5qoxFq— 本の萬松堂/新潟の書店 (@honbanshodo) November 17, 2022
薬物依存症だった母との関係に思いを馳せ、医師人生を振り返りつつ、受刑者たちの健康と矯正教育の改善のために奮闘する日々を綴ったエッセイ集。
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