世襲と経営 サントリー・佐治信忠の信念 泉秀一 (著) 文藝春秋 (2022/11/8) 1,980円

世界で3兆円に迫る売上高を誇る巨大企業、サントリーは、同時に日本最大の非上場企業、ファミリー企業でもある。

2014年、米ビーム社を買収し、文字通りグローバル企業となったサントリーにとって、経営の世襲はプラスか、マイナスか。

2001年からグループを率いる総帥、佐治信忠はマスコミにほとんど登場しないことから、日本一ミステリアスな経営者と呼ばれてきた。

その佐治が、今回初めて、その信念とプライベートのすべてを語った。

佐治の言葉は明快だ。

・社長は運の強い人間であることが必要。
・大きな夢を掲げないと、社員だってついてこない。
・自分だけが得をすればよいという考えの人がオーナーや社長であったら困る。
・(トップは)苦しいな、しんどいなと思った時も明るく努めないといけない。

現社長の新浪剛史、次期社長最有力候補の鳥井信宏、2人のロングインタビューも所収。


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