夕食会を開く週末、傷ついた小鳥を看病した嵐の夜、日々の何気ない会話。
共同購入した蔦のからまる赤いレンガの一軒家は、ともに子どものいない若い二組の夫婦にとって幸せの象徴のはずだった。
だが、名も知らぬ若い女の訪問がいつのまにか潜んでいた四人の微妙な変化を浮かび上がらせていく。
「群像」掲載時に話題となった作品をいきなり&いち早く文庫化。(講談社文庫)
蔦(つた)はいつのまにかからみついていた。家にも、僕らにも。
シェアハウスで暮らす若い二組の夫婦に生まれていた小さな心の変化。
すばる文学賞受賞の注目の作家が鮮やかに描く、「幸せ」のありよう。
雑誌(「群像」)掲載で話題の作品をいち早く&いきなり文庫化!
??続々重版、大ヒット中!!??#原田ひ香 さん『人生オークション』の重版が止まりません!この3ヵ月で5度の重版、本日も重版見本が編集部に到着します。
さらに、シェアハウスを題材にした『アイビー・ハウス』も、新フル帯による重版が決定?ぜひこちらも楽しみにお待ちください!?? pic.twitter.com/yQkGPJN1yU
— 講談社文庫 (@kodanshabunko) October 2, 2022
「映像がカラーで浮かびます。原田 ひ香さんの著書10冊目の『アイビー・ハウス』。シェアハウスの外観、登場人物の好みの服装、そして食事の色合い。すべてカラーで想像できる作品でした。原田さんの作品は全部好きです。新しい気づきや見方やきらめきを感じます。新作が出たら即買いしたい作家さんです。」
「初っ端からどうにも「気持ちの悪い形態だ」と。と思った。が、その気持ち悪さを楽しんだ。ただ、「若い女」の処理が曖昧で、そこに別の意味での読後の気持ち悪さが残った。」
「最低。デビュー作を下回ったと思います。またひとり好きな小説家が減ってしまうのでは、と心配です。」
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